今晩は。移籍後の選手にも多少は関心のあるtthgです。
先日ジャイアンツ野上投手の制限額越えの減額契約更改が行われた。
巨人の野上亮磨投手が10日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、野球協約の減額制限(1億円超は40%)を超える1億2千万円減の年俸3千万円でサインした。 西武から国内フリーエージェン 巨人の野上は1億2千万円ダウン 故障で今季1軍登板なし(共同通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース |
野上投手の移籍後はある意味散々という結果である。初年度は一応野上投手らしい結果だったが翌年以降は泣かず飛ばず。2年目の終盤にアキレス腱断裂し、今年は一軍登板なし。怪我は不運だったの前の2年間の成績だけでも補強として獲得された選手としてはあまりにも寂しい結果である。(これでもリリースされないのは現在のジャイアンツのヤバさの象徴でもあるのだが)
この結果についてはtthg的には下記の記事で書いたように想定された結果である。
一応、下記のようにセイバー的にはお得な選手という捉え方もあったわけだが、結局一年だけ良かったというだけでリーグで支配的な成績を残せていない選手のFAはリスクが高いという事を改めて証明したと言って良い。
今日はこれらの事実に対してtthgの見解を述べたい。
まず、野上投手個人について。このまま終わったとしたらあまりに寂しい終わり方だが、それで良いのだろうか。結果的に4.5億稼いだからそれで良しなのか。まあ生き方として「お金が1番」なのだとしたらそれ仕方なしだが、それは野球人としてはあまりに寂しい話ではないか。少なくとも残された来年のシーズンは助っ人らしい結果を残してもらいたいものである。
一方で、野上投手がライオンズに残っていたらどうなっていたか。勿論これは想像の域を出ないわけだが、環境の変化というのは少なからずストレスである。野上投手クラスの実力ならばこうしたストレスは大きく響いてくる。それは過去のFA選手の成績からしても一定の推測が可能である。ライオンズにいれば多少成績が悪くても一軍でのチャンスは多くあったはずだ。特に野上投手は2017シーズンのCSで実績的には上位の十亀投手を差し置いて使われており、辻政権の信任があつかったように思われる。2019シーズンは終盤まで深刻な先発不足だったわけだからジャイアンツよりもチャンスはあった筈だ。
そういう事を考えるとお金の面はさて置きもう少しマシな野球人生を送れた可能性はある程度ある。勿論残ったからと言って十亀投手みたいに明らかな不遇になるリスクもあるので全てのケースにこれが当てはまるとは言えないが、今後FAを取る選手にはこうしたFAのリスクも考慮してもらいたい。
チームとして考えるた場合、こういうレベルのとをFAで取るのは基本的やめた方が良い。特に今年はみたいな財政難では避けるべきだ。今年で言えば井納投手なんかは典型だろう。(ジャイアンツが取るらしいが)ひょっとしたらライアン小川投手だってここ2年実力で劣ると思われるセリーグの打者相手に防御率4点台で10-10みたいな成績では似たようなカテゴリーと見るべきかもしれない。
絶対小川投手を取るなとまでいうつもりはないが、それぐらいFAにおける採算ラインは怪しい。それでも欲しいと本気で言える時に手を出すべきで、それに頼るようなチーム作りはリスクが高すぎる。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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