外国人は出来高の長期契約を~メヒア選手の練習欠席に思う~
報道によれば、昨日と一昨日メヒア選手が練習を欠席したらしい。そして、理由について関係者の歯切れが悪い。好意的に解釈すれば、CSでの陽動作戦なのだろうが、正直今のメヒア選手は代打要員に過ぎず、陽動の理由が薄い。普通に考えれば、メンタル的に難しい状況である。
先日、メヒア選手が全力疾走を怠った件について厳しい意見を述べたが、仮に今メンタル的に難しい状況で練習にでないのだとしたら、さらにきびしい状況である。前回は厳しい意見を述べたが、異国の地で、仕事で若干干され気味で向こう2年間10億のお金が保証されている状況でモチベーションを保つというのは非常に難しい。もちろん、野球で飯を食っているのだからそんな言い訳は許されないが、人として同情すべき点もあるように思えてきた。仮に、今回がメンタル的な問題以外の問題であったとしても、現状をそのままにすれば、必ずメンタル的な問題は必ず生じる。球団はメヒア選手と契約を続けるならば、メンタル面のケアが必要だろう。また、本人及び球団のために違約金を払って契約解除の一つの選択肢。
以上のように、メヒア選手の問題は非常に難しい状況だが、根本原因は今年から3年15億という長期契約を結んだ戦略ミスである。先日元マリーンズの里崎さんがマリーンズ戦の解説でペーニャ選手の来季契約について「大型契約しないことですね。大型契約するとあそこが痛いとか言い出しますから」と、言っていたが、まるまる今のメヒア選手の状況である。少なくとも、金額保証型の長期契約はやめたほうが良い。外国人は契約にシビアな傾向にあり全く貢献してなくても「契約は契約」というスタンスなので、金額が保証されている長期契約向きではない。
一方、前にも指摘したが、先日のドラゴンズのゲレーロ選手のように、一年活躍しただけで、複数年の5億みたいな法外な要求をされるケースが散見される。長期契約しないと安い年俸で日本に来て一年就職活動して、大型契約を結んだ挙句、大した活躍もせず日本を後にする、みたいな球界全体に害になるような例を造りかねない。
そこで、提案だが、基本給1,000万出来高次第で3億の5年契約のような条件でリクルートすることを勧めたい。メジャー実績のないマイナー選手であれば、1,000万でも大金だから選手によってはリクルート可能だし、活躍次第で3億になるとなれば、毎年モチベーションを持ってやるだろう。年俸が跳ね上がったら、キャンプにこない、来たらオーバーウエイトなんてことも防げる。(思い起こせばメヒア選手も2年目はろくにトレーニングしないで来日した。)5年間活躍したら年俸は跳ね上がるだろうが、そうしたらメジャーに挑戦してもらえばいい。
正直、日本球界は外国人に足元を見られている。球界全体でシビアな対応が必要である。
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