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選手もベンチもやるべきことができていない。(2020年8月1日対ホークス観戦記)

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おはようございます。困惑気味のtthgです。

試合の感想に入る前に下記の通り今日の試合の中止が決定したとのニュースについて。ホークスの長谷川選手がコロナに感染して中止だとか。正直二軍の選手が感染で中止?と思うが詳細について判明した時点でまた改めて記事を書きたい。

 ソフトバンクは1日、長谷川勇也外野手が新型コロナウイルスの陽性反応を受けたことを発表した。これを受けて、2日に予定されていた本拠地PayPayドームでの西武戦を中止することも併せて発表した。
ソフトバンク長谷川勇也が新型コロナに感染 2日の西武戦は中止に(Full-Count) -... - Yahoo!ニュース

さて、昨日の試合だが、初回の栗原選手のスリーランでほぼ終わってしまった。本田投手の投球は良い部類だった。(本田投手としては。)球速も140中盤のスピードが出て、コントロールもそこそこだった。本田投手の場合これぐらいの投球内容で緩急を武器になんとなく抑えるタイプなのでこれ以上の投球を求めるのは難しい。強いて言えばリード面で緩い球をもっと増やす勇気が必要でだったかもしれない。しかし、結果は4失点。特に貯めたところで栗原選手への失投をホームランされて3失点。投手も人間だから全ての投球を完ぺきにはできない。甘い球も来る。それでも抑えられるように緩急、高低、左右の揺さぶりで幻惑することが投球術である。また打者の視点から言えば甘い球を逃さず打てば、難しい球を打てなくてもある程度結果が出る。本田投手としては甘い球が打たれないようにする工夫が足りなかったし、栗原選手の側は一番重要な場面で甘い球を逃さず打った。非常にシンプルで初歩的な話だが、こういう当たり前のことを当たり前にできるか否かということが試合を分けた。


一方ライオンズ側からみたら、その当たり前の事ができない。石川投手は全く手も足も出ないような内容ではないのに、クルクルとバットが回り三振の山。それでも疲れが見え始めた6回に一死一二塁を作ったが森選手のセカンドライナーゲッツーで終了。今年の打線は決して本調子とは言い難い。だから迫力に欠ける面があることは確かだ。だが、少ないチャンスをものにしていけば勝てないわけではない。特に主力の森選手にはこういう場面で結果を残す必要がある。その場面で浮き気味のカーブをセカンドの頭すら超えられない打球では勝てない。また、セカンドランナーの川越選手は決して痛烈とは言えないライナーでバックせず走塁死は大きなミスだったことも指摘しておかねばならない。

この6回表の攻撃で点が取れなかったことでかなり形勢は悪くなっていた。それなのに森脇投手以下3人も投手を使った理由が良くわからない。特に木曜日に回マタギしている佐野投手を使った理由が理解できない。相手が左が多いからという理由なのだろうが、佐野投手とて貴重な戦力であり無駄遣いして疲弊させるべきではない。佐野投手のところで火曜依頼登板のない田村投手投入して残り2回投げさせるべきだった。そもそも田村投手と森脇投手の抑える確率は大差ないのでよりフレッシュな田村投手を投げさせて行けるとこまで行かせるというほうがベターだった。

念のため付け加えるとtthgは「昨日の試合で勝つ確率が最も高いということを最優先に考えるべき」という立場ではない。田村投手クラスに回マタギさせれば失点の確率は高い。しかし、それ以上に中継ぎの負担を均等化することが大事だと考えている。また、それは負けパターンの投手に均等にチャンスを与えるという意味もある。負け試合とは言えホークス相手にペイペイドームで抑えれば良い経験になる。田村投手とてライオンズの戦力の一部であり(確率は低いかもしれないが)これから勝ちパターンに成長する可能性はある。少ない戦力しか持たないライオンズが勝っていくために負けパターンの投手に成長の機会を与えなくてはいけない。その機会を与えるためにも負担の均等化が必要なのである。

結局、選手もベンチもやるべきことができていない試合だった。そしてそれがホークスとの大きな違いである。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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