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あまりにも無知で統一感がない球界のコロナ対策。

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今晩は。呆れ果てているtthgです。

杜撰過ぎる。あまりに杜撰過ぎる。昨日の記事でとりあげたジャイアンツの坂本選手らのコロナ陽性問題。下記の通り一夜開けたら「微陽性」だの「陰性」だのよく分からない状況になっている。

プロ野球の巨人は3日、坂本勇人内野手と大城卓三捕手の2選手に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを発表した。当人たちはもちろん、周囲の誰もが大きなショックを受けた。ただ気になるのは「微陽性」という新語。これまで聞いたことのないこの言葉、なぜこのタイミングで登場してきたのだろうか。
巨人・コロナ感染、謎の新語「微陽性」に球界も騒然 果たして他球団に「微陽性」選... - JBpress(日本ビジネスプレス)
【NHK】プロ野球・巨人で新型コロナウイルスに感染したことが確認された坂本勇人選手と大城卓三選手が3日、改めて行ったPCR検査で陰…
巨人 坂本と大城 PCR検査で陰性 新型コロナウイルス | NHKニュース - NHKニュース

微陽性だのという曖昧な表現になったのはtthgとしてはあまり驚かない。tthgは報道ベースでしか分からないが、PCR検査が万能ではないという事はネットを調べれば簡単に出てくる。(例えば、下記の神奈川県医師会のページなど)

問題はそういう不安定な検査についてどう扱うかという基準が全くないという事だ。


そもそも、PCR検査を受けるかどうかはNPBで決めるべきで球団任せにすべきではない。なぜなら、一方だけ検査していても意味がない上、検査してもシロと出てもクロという可能性のある検査に頼る事が正解なのかという論点があるからだ。検査してシロだと安心して手指衛生(手洗い・アルコール消毒)を怠ってベンチを触りまくって感染拡大するより、自覚症状が出るまで検査しない代わりに手指衛生を徹底した方がリスクが少ないという可能性すらある。検査するにしてもそれを免罪符にしないような運用が必要であり、どこでリスクテイクするのか慎重に検討する必要がある。また、正解が簡単ではないから球団任せにしていたら今回のようにバラバラになるのは当然であり、それが大きな混乱につながる。だから球界として統一的な対応が必要なのである。

それなのに、ジャイアンツだけ検査して、検査結果をおそらく読み違えた結果、ライオンズは貴重な練習試合が一つ潰された。免罪符のために中途半端に検査中で試合に出したものだから余計な負担が発生した。リスクマネジメントの観点からは0点の案件である。

やるならNPBとして検査。結果が出るまでは試合をしないが大前提だし、ジャイアンツが個別に検査したならそれが終わるまではジャイアンツ自ら試合をしないというのが本筋である。しかも検査の詳細を丁寧に調べていないから「陽性」という結果に右往左往した。ちゃんと報道レベルでもPCR検査の弱点を把握していれば詳細を確認して昨日の段階で「陽性の可能性はあるが確定ではない。念のため入院して再検査する」と言えたはずである。(報道が事実をねじ曲げたというならこの限りではない。)

NPBが統一的に対応していない上、ジャイアンツがロクに調べもしないで不確かなPCR検査と広報活動をしてたから大混乱というのが今の所の結論である。未曾有の危機が3ヶ月近く続いているのに開幕を前にしてこんな状態ではあまりに酷い。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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