チグハグな継投判断がなければもう少し勝つ望みがあった。(2019年8月22日対ファイターズ観戦記)
今晩は。今日は冷静なtthgです。
昨日4.5ゲームにまで差を詰めたのであわよくばという気持ちがなかった訳ではない。しかし、ある意味優勝そのものより、CSを含めてどう戦うかに気持ちを切り替えたので冷静に試合を見るの事ができた。試合のポイントは6回の清宮選手のホームランと9回のマーティン投手の失点。せめてどちらかがなければ、違った試合になったはずである。そしてこれらの失点は単純な投手の力不足ではない。継投判断の影響を大きく受けた失点だった。今日はこの継投判断を中心に書きたい。
まず、清宮選手に打たれたホームランだが、この後清宮選手の打席の直前に近藤選手を四球をで首脳陣は本田投手を諦め佐野投手にスイッチ。まずこの判断が良くない。本田投手はスタミナに不安がある投手だが、今日は序盤に緩い球を多投した影響か、この回も140越えのスピードが出ており一杯一杯ではなかった。後ろの投手に不安がある事を考えたら続投が第一選択肢である。
もちろん球数が100近かったからが替えるという選択も悪くない。しかし、それならば回の頭から出すべきだ。佐野投手のレベルの投手にランナーを置いてから出して抑えろというのは酷だ。また、佐野投手は複数イニング投げてトータルで勝負するタイプなのでその意味でもランナー有りの回の途中から投げさすべきではない。
それから、佐野投手の登板機会がいつ来るか事前にどこまで知らされていたのかという点も疑問だ。直前の近藤選手は左なので、左のとこまで来たら変えるという指示はあり得ない。あるとすれば球数だが、球数は1球でアウトになる事があるのでいつ登板機会が来るのか不明確だし相手打者が誰になるかも分からない。それでは準備も難しい。
モチロン、平井投手レベルならば急遽登板でも抑えろという要求をしても良い。しかし、佐野投手にそこまで求めるのは酷だ。先発が打ち込まれてどうしょうもないなら緊急登板もありだが、僅差の今日みたいなゲームの時は心構えがしやすいよう、登板機会がは前の回の守備が終わった時に決めて次の回のアタマから使うべきだ。だから打たれた佐野投手を一方的に責める気にはならない。(それでも清宮選手にホームランだけは避けてもらわねばならないが。)
そしてこの時点では先発を引っ張って投手の節約を企図しているように思えたのだが、その後は一転無駄遣いである。次の回に佐野投手が二死一、二塁のピンチになると国場投手と野田投手をワンポイント起用。その結果9回は一軍復帰きたばかりのマーティン投手を出して失点である。マーティン投手は不調で二軍に落ちたのだからいきなり不安定になるのも仕方ない。(復帰組の野田投手を二死満塁で出すだけの信頼を置いてるならなぜ昨日出さないのか?という疑問もある。)
そもそも、今日は小川投手、平井投手、増田投手は使いにくい状況。中継ぎで回を稼げるタイプは佐野投手とマーティン投手のみで延長にでもなれば投手不足まっしぐらなのに佐野投手を変える理由が良く分からない。しかも出す投手が実績不足の国場投手では抑える確率が佐野投手より上とは思えない。佐野投手で7回を賄い、8回も任せたいぐらいなのに湯水のごとく中継ぎを消費した結果8回裏の外崎選手のホームランによる追い上げムードをマーティン投手で壊してしまった。
先発は一つのアウトでも稼がせようとするのに、中継ぎは我慢できず結果的より多くの中継ぎを疲弊させる采配は一向に変わる気配がない。昨日まで四番の中村選手をDHにすらしない(最後代打で準備していたのだから最低DHなら出られたはず。)で休養させるのに中継ぎは休養を与えない。この辺の采配のチグハグ差についてはちゃんと説明してもらいたい。
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