今日の試合を勝てないようでは優勝への挑戦権すら得られない。(2019年6月28日対バファローズ観戦記)
今晩は。交流戦明け初戦の負けに大きく落ち込んでいるtthgです。
今日の山本投手の投球は素晴らしかった。簡単に打てる球ではない。先発転向したのに155のストレートに140後半のスプリット。制球も基本的にはしっかりしている。他にも150のカットやカーブもある。そりゃ簡単には打てんとなるのは仕方ない。しかし、付け入る隙がなかったわけではない。序盤に一死、一、二塁と無死満塁があった。6回は愛斗選手の起死回生のダイビングキャッチで攻撃に弾みがついた上で先頭に四球出してくれた。いかに山本投手が良かろうとも、これらのチャンス全て活かせないようでは優勝を語る資格はない。特に今のCSシステムでは優勝したとて、最後はエース格を打って勝たないとリーグ優勝で終わってしまうので尚更だ。いくら打線が強いと評価されても今日打たなければその価値は半減してしまう。
今井投手は彼なりに良く投げてくれた。現状としては合格点だ。しかし、優勝を目指すチームの第2の開幕とも言える一戦を任された投手としては落第だ。相手がリーグ屈指の投手で打線が早い回から点が取れない事は明白なので初回から1点とは言え取られてはいけなかった。また、その後の内容も無駄球が多く山本投手と長く投げ合うという観点からも褒められたものではない。そのせいで、7回以降はスタミナ切れ。吉田正尚選手達長距離砲がことごとくいないバファローズでなかったら炎上してもおかしくなかった。
第2の開幕の投手がこれではチームとして心許ない。また、1点差の7回にこの状態を保って味方の反撃を待つべく出せる投手がいない事も問題だ。更に120球を超えてやっと継投に入ったらヒース投手がスリーランを献上してほぼ負け確定。ヒース投手の球は致命的に悪かったとは言えずホームランを打たれた球は内角の厳しい球だった。それでもホームランとなると球の威力に問題を感じる。ただ、現状ヒース投手には重要な場面で投げてもらわないとプルペンがなり立たない。それでもこのヒース投手が大事と言わねばならない状況は優勝を狙うチームの姿ではない。
それから、6回の源田選手へのバントはハッキリと作戦ミスである。表の攻撃で愛斗選手のスーパープレー(愛斗選手のプレーは後ろにそらすリスクがあり、通常ならやってはいけないプレーだが、今日の山本投手の出来を考えたらギャンブルする価値はあった。)で試合の流れが完全にライオンズに来ていたのにバントのアウト一つで流れを失った。山本投手は愛斗選手のスーパープレーで取ったと思った点が入らなかった事で精神的に負荷がかかり秋山選手の打席でストライクが入らなかった。源田選手の打席も初球から連続ボール。
そんな相手にアウト一つあげて精神的安定を取り戻すキッカケを与える必要はない。バントする振りや走る走る詐欺で揺さぶって四球を狙うべきだ。又は、3ボールになってからヒットエンドランで1-3塁を狙うかどちらかだ。今日の山本投手なら得点圏にランナーをおいてもヒットさえ打たれなければ大丈夫と思わせたら楽になれる内容だった。だから、犠飛や内野ゴロでもダメと思わせて始めてプレッシャーになるいう前提で作戦を組み立てるべきだった。
ローテの柱として期待された男は相手がエースなのに初回から簡単に点をやる。先発がスタミナ切れ傾向でも出す投手がいない。いよいよ先発が球数の上限になり交代すると出てきた投手がスリーランをくらい大事な交流戦初戦の負けをほぼ確定させてしまう。打線は1点でしのいで120超投げた3年目の投手をチャンスがあったのに援護できない。首脳陣はちょっと打線が打てないと状況判断が出来ずバントして形だけ作りに行ってしまう。
後藤オーナー。これでもライオンズ「柔でない」のでしょうか?
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