ジャイアンツの見事な継投に少しは学ぶべき。(2019年6月12日対ジャイアンツ観戦記)
今晩は。昨日のライブで立ちっぱなしだったため股関節が痛いtthgです。
十亀投手が試合を作ってくれて7回まで投げてくれた。今の中継ぎ事情からすれば非常に有り難い話だ。中盤に甘い球を痛打されて5点失った事は褒められないが、制球難の十亀投手がゾーンで勝負して長く投げてくれたらそれ以上望んでも仕方ない。8回平井投手を我慢して小川投手。これもビハインドの中最善手である。しかし、左の阿部選手にヒット打たれた所で森脇投手。これが最悪の一手だった。
散々各所でライオンズファンが話題にしてるが、そもそも小川投手は中継で左のワンポイントなのに左打者の被打率4割越え。とうとう中継で紹介される程である。そして、右打者は今シーズン一本も打たれていない。先日のベイスターズ戦で右打者三人を抑えている。なのに右打者を迎えたからと代えますか?せっかく十亀投手が7回投げて投手の節約機会ができたのになぜそこで右打者得意の小川投手を下げてまで投手を無駄に使うのか理解できない。そして森脇投手は炎上してほぼ試合が決まった。森脇投手は変則フォームが売りなんだらランナー無しから登板してワインドアップでアウトを稼がないと特徴を活かせない。右だからと小川投手を降板させて、ワインドアップこそ一番力の出せる森脇投手をランナー有りで出して炎上。流石にこの継投は下手すぎる。
対象的だったのはジャイアンツの継投。田口投手が味方が逆転してくれた直後に二死からピンチを招き、前の打席3点タイムリーの山川選手。ここで田原投手をワンポイントで出し、最後は炭谷選手が完全に山川選手を騙して緩いカーブで三振。ここはライオンズ的にも痛い攻撃だったが田原投手と炭谷選手にやられた。そして、問題は次の回頭から高木投手。満塁のピンチを凌いだ田原投手に更なる負担をかけることなく第二先発的に高木投手を使ってきた。これが見事にハマり3回を無失点。これが大きく試合を分けた。
ピンチの場面でワンポイント使うのは良いとしてもウチはその後もマタギとかになるわけだがジャイアンツはそこを切り替えてきた。満塁で厳しい場面で投げる投手はワンポイント。比較的負担の少ないランナー無しからの登板は長めに投げさせるメリハリの効いた継投である。tthgはライオンズに第二先発制の導入を提案しているが、今日のジャイアンツ継投は第二先発を導入する際非常に参考になるものだった。ライオンズ首脳陣は今日のジャイアンツ継投から良く学んで欲しい。
蛇足だが、ジャイアンツがこうした思い切った継投ができるのは普段投手が打席に入る制約の中で継投していることが関連していると思う。普段のように投手が打席に入るなら、巡り合わせによっては次の回打順が回るという理由で田口投手を続投させたかもしれない。また田原投手も次の回打順が回るという理由で続投だった可能性もある。高木投手が好投していてもチャンスで打席が回って来たら代打である。そうした制約の中で普段やっているから代打の制約がないDHだと早めに継投しつつ、第二先発的な投手が好投すればそれを最大限活かそうという発想ができる。散々DHがあるからパが強いと言われるが、継投の巧拙は代打のあるセの制度の方が磨かれやすいのではないか。
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