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大勝した喜びを選手を壊す采配が吹き飛ばした。(2019年4月6対ファイターズ観戦記)

今晩は。大勝したのに喜べないtthgです。

試合の結果だけ見れば完勝である。1-2回沈黙した打線が金子投手を攻略して大勝。今井投手も7回を投げ切り、勝ちパを温存した。(誰が勝ちパなのかという疑問はあるけれど少なくとも少人数で乗り切り、疲労度の少ない投手で賄った点は大きい。)登板した斉藤投手やリャオ投手も内容は不安ながら結果を残した。彼等には結果で自信をつけるというのも一つのきっかけになるし、勝ちパを浪費しない程度に投げてくれるのも大きい。特にライオンズは打線が打つときはトコトン打つのでこうした投球もある種の戦力としてカウントできる。しかし、問題はそうした結果ではない。選手を壊しかねない采配である。



けちのつきはじめは、中村選手の交代。今のところニュースは聞こえてきていないが、かなり序盤で退いたところを見ると全くの無傷とは考えにくい。tthgは未確認だが、いつもブログにコメントをくれる越後の侍さんによれば監督が中村選手が足の張りについてコメントしたとの情報がよせられている。キャンプ中の右足首といい年齢的にいつ欠場してもおかしくない状況だ。中村選手の状態は色々問題点もあるが、打力で貢献していることは事実であり、欠場したら痛い。

ただ、中村選手については采配の問題はない。しかし、金子侑選手と今井投手については大ありだ。5回表の打席が終わったところで12点差。少し早いが、昨日から相当無理して出場しているわけだから休ませるべきだった。それなのに強行出場して7回表の打席でフルスイングした時に崩れ落ちるようにして倒れ痛んでいた。その後も打席に立ち続けたが、痛み止めを飲んでなお痛むのは相当痛い証拠である。ポジションと攻撃における役割として全力疾走しなくてはいけない金子選手の扱いとしては非常に雑である。もちろん今年絶対のレギュラーになるチャンスで本人はやる気なのは良い。しかし、それをマネジメントするのが首脳陣の役割である。怪我直後でこれだけ大差がついているのだから休ませるべきだ。百歩譲って負傷がばれていないなら敵に情報を与えないために出場もありだろう。(その場合も全力で走らないとう注釈付きだが)怪我が公になっている今出続ける意味が分からない。

更に問題なのが今井投手の7回の続投。既に120球近く投げており、更に投げさせるのは危険である。今井投手が故障に強いタイプなら良いが、一昨年怪我をしており、去年も通年で投げていない投手である。今シーズン一年通してやるだけでも中終盤の疲労が心配な投手に序盤から無理させれば壊れかねない。それに故障歴もある。今日7回を無理する必要はない。また、結果的には球数少なくこの回を乗り切ったが、連打された点を取られて球数的に限界がきて交代もあり得た。今の中継ぎはランナーを背負って抑えるほどの実力はない。そこから中継ぎが炎上でもしようものなら負けまではないとしても投手を浪費する可能性は十分ある。今日の試合という限定を付けたとしても今井投手続投はリスクのある采配だった。

今のところ、明日どうなるかは分からないが、最悪レギュラーを二人失った可能性がある。シーズン前から故障者続きなのだから、最低限選手の状態を保つ采配を心掛けるべきである。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

なお、各回ごとのtthgのコメントを速報版にて記事にしております。本記事にまとめきれなかった部分もありますのでよろしければ下記の速報版もご覧ください。


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