価値のあるクオリティスタート(8/19対ファイターズ)
ライオンズ:3
ファイターズ:0
お品書き
・価値のあるクオリティスタート
・代打栗山の価値
・黄金時代にも負けない守備力
・価値のあるクオリティスタート
一昨日の野上のクオリティスタートについては、その価値が低いことを指摘させて頂いたが、昨日多和田は本当に価値の高いクオリティスタートだった。完封だから当然と言えば当然だが、完封の中でも価値の高い完封だった。打線がチャンスは造るけど、山川の本塁打以外点の取れない状況で、得点期待がある分だけ精神状況を保つことが難しい中、0で抑えたことは価値が高い。特に、3打点の活躍だった中田を終盤に二回得点圏に走者をおいた中完璧に抑え込んだ投球は見事というほかない投球だった。この投球が今年のホークス、イーグルス相手に、これからの優勝争い中でできるなら、エースになれる。多和田のこれからに期待したい。
・代打栗山の価値
再三苦言を言ってきた栗山がまた、代打で結果を残した。四球だったが、粘って獲得した価値のある四球だった。ファウルになった打球も鋭い打球で精神的に研ぎ澄まされた感があった。少ない打席に体力を集中させて使うことで、良い方向に向かってきた印象である。長年レギュラーを張ってきた選手が、終盤の大事な時期にレギュラー落ちというのは精神的に参ってしまい、そのまま引退となってもおかしくない状況である。その状況から、一打席のチャンスをものにして戦力になっていることは本当に素晴らしい。代打栗山の活躍は必ず優勝に貢献できると信じてやまない。
・黄金時代にも負けない守備力
攻撃力がクローズアップされがちなライオンズだが、今は守備力もかなり整備されている。永江、源田の三遊間はかなりのものだし、特筆すべきは外野三人の守備範囲。昨日もどれだけ、三人でヒット性の当たりをアウトにしてきたか。外野フライを追いつくか否かは即長打につながるだけに貴重である。外野の守備範囲だけなら、黄金時代にも勝る。捕殺も秋山、外崎はかなり優秀だし、守備力はかなりのものだ。辻監督は、序盤から源田、田代といった守備に定評のある選手を起用し、守備重視の布陣を敷いてきたが、そこに打力が追いついてきて、辻野球が黄金時代に近づいてきた感がある。守備の名手であり、守って勝った経験のある辻監督らしい着眼でチームを造って来たからこそ、今があるように思う。後は、多和田、十亀あたりがコンスタントに10勝できる力をつけたら黄金時代の再来も夢ではない。
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