来年以降も「強いライオンズ」が続くために必要なことは「ポストシーズンでの痛恨の敗戦」なのかもしれない。
お早うございます。CSだけでなくストーブリーグも気になるtthgです。
ライオンズファンの間でも別の意見の方もおられるだろうが、ファン歴の初めが黄金時代だったtthgとその少し上の世代(アラフォーやアラフィフのおっさん)は「日本一になってこそ真の優勝」と思っている方も多いだろう。また、この世代のライオンズファンの多くは「一度や二度の優勝では本当の意味で満足できず、今年の強いライオンズが続いてほしい」とも願っているところである。かくいうtthgもその一人だが、来年以降も「強いライオンズ」が続くためには今年はポストシーズンのどこかで痛恨の敗戦を経験することが必要なのでは?と思うところもある。
なぜかというと、今年のストーブリーグで、菊池投手、浅村選手、炭谷選手あたりの主力の流出があり得るからだ。正直彼らなしに来年も勝てるとは考えにくい。どこかで流出は避けられないとしても今年の強さを数年継続して、今のファンの盛り上がりを維持し資金力を増強しつつ、育成体制の見直しを図る時間を稼がないと「強いライオンズ」が戻ってくることは難しい。そのためには彼らの流出は避けたい。しかし、単純なマネーゲームでは限界がある。メジャー志向の菊池投手や控え捕手という立場の炭谷選手は金だけではどうにもならないという問題もある。
それでも彼らがチームに残るためには金以外の要素が必要である。その一つが「ポストシーズンでの痛恨の敗戦」ではないか。例えばCSを勝ち抜きセを3連覇したカープと日本シリーズで死闘を演じて真っ赤に染まるマツダスタジアムで激闘の末ほぼ日本一を手に仕掛けた9回に逆転サヨナラでナインが崩れ落ちる。そんな展開になったらどうか。チーム全員が本当に悔しい思いをし「来年こそは日本一」そう強く願ってオフに入ることになる。そのオフに主力が流出しそうとなった時に、「浅村さん残ってください」、「菊池さんもう1年メジャーはまってくれませんか」「炭谷さんもう少し力を貸して下さい」という声が選手達から上がり本人たちの耳に届く。そんな展開になれば、お金以外の残留の動機が彼らの中に芽生えるのではないか。
もちろん、だからと言って、ポストシーズンで負けても良いなんてみじんも思わないし、そんなつもりでやっても「痛恨の敗戦」など起こらない。チーム全員が強い思い出頂点を目指すからこそ「痛恨の敗戦」なのだ。今はとにかく頂点を目指して懸命にやるだけだが、その先に痛恨の敗戦が待っていたとしてもそれは結果的に主力流出の歯止めとなって来年以降の明るい未来につながるかもしれない。ファンとしては、ポストシーズンを共に熱く盛り上げることだ。その盛り上がりが強ければ強いほど「痛恨の敗戦」も選手たちの脳裏に焼き付く。一番は「日本一の喜び」を爆発させることだが、負けるならできるだけ強い「痛恨の敗戦」でありたい。tthgはそんなことを考えながらCS初戦を心待ちにしている。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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