昨日も逆転の道はあった。だが、あと一本がでなかった。これまでの打線の頑張りを踏まえればそれも仕方なし。（2018年8月4日対ファイターズ観戦記）

おはようございます。首位決戦に敗れても余裕をもって今日の試合を迎える幸せをかみしめているtthgです。

5回以降の攻防にいくつか分岐点があった。まずはウルフ投手の内容が怪しくなり、さらに追加点を取られるリスクがあった。案の上５回に中田選手のホームランが出て４点差。球数が嵩む傾向だったマルティネス投手が４回に少ない球数でしのいでおり、点差も開いて楽に投げてスイスイ７回ぐらいまで抑えられて終了の気配が漂い始める。しかし、５回裏の攻撃で、外崎選手のヒットと中島選手のエラーでチャンスを作り、マルティネス投手を攻める。おまけに秋山選手の死球時にマルティネス投手は足を捻り身体的不安も抱えた。この後満塁のチャンスで源田選手がヒットを打てば一気に試合の流れがライオンズに傾いたところだったが遊ゴロ。まずここで打てなかったことが大きかった。

しかし、マルティネス投手は球数も100近くまでいっており、足の状態を含め次の回には捉えられそうな気配が漂ってきた。この状況で6回表ウルフ投手が３凡で次の攻撃のリズムを作る。全体的に調子が悪かったウルフ投手だが、100球越えのこの回の投球は評価できる。そして、迎えた６回裏、栗山監督は好投マルティネス投手を諦め、加藤投手にスイッチ。マルティネス投手の足の状態もあったのだろうが、一昨日の逆転劇が頭にあった栗山監督の中で流れを食い止めるという意図があったと思う。しかし、その加藤投手をライオンズ打線が攻めて、一死一、二塁のチャンスを作る。しかし、ここでも外崎選手と栗山選手に一本が出ず。

これで、もはやライオンズは１点もやれない展開になるが、７回表武隈投手が登板して、二軍から復帰後最高の内容で３凡。この武隈投手の投球は今後に向けて大きい。これでまた、次の回に望みをつないだ。7回裏またもファイターズのエラーがらみでチャンスをつくるも浅村選手が打てず。毎回毎回逆転することを打線に求めることは酷なのは承知だが、5-7回のチャンスで一回でも点を取っていれば別の結果もあり得たと思うので残念である。

そして、８回頑張っていた投手陣も田村投手がアルシア選手にツーランを打たれて試合が、ほぼ終了。投手陣全体としては、序盤で４点取られたが、6-7回を踏ん張って終盤まで試合を壊さなかったので評価できる点もある。（今の打線を考えれば、このぐらいの結果を常に残せばある程度の勝率を期待できる。）田村投手の実力を考えらば打たれてもゾーンで勝負して球威で時々抑えれば御の字なので仕方ない面もある。しかし、この８回のアルシア選手のホームランは痛すぎた。裏の攻撃で中村選手のスリーランが出ただけにこれがなければ一点差だったのにと思うところである。

後一本病で首位攻防に敗れたが、まだ今週５分の星。週の前半でホークスに勝ち越していてファイターズとのゲーム差も2.5と多少の余裕がある。今日負けたとしても、ライオンズは致命傷ではない。逆にファイターズは負けたら3.5に広がり、致命傷一歩手前である。ファイターズ中継ぎもバタバタしており、安定した戦いは期待できない。一方ライオンズは、中継ぎに多少駒がそろいつつある。ちょっと前までファイターズの中継ぎとは圧倒的な差があったが、今はあっても多少の差。この状況で首位攻防を一カード消化して3.5は相当痛い。今日は置かれた立場を十分考えれば精神的に楽に戦いだ。是非それを活かして勝ちたいところである。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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