平井投手の起用法が大きなポイントだった。(2018年6月9日対ジャイアンツ観戦記)
おはようございます。この三連戦のためだけジャイアンツLIVEストリームを契約したのになぜかパリーグTVが中継していてショックのtthgです。
昨日の試合は平井投手が阿部選手にスリーランを被弾したことで敗戦が決定的になってしまった。明らかな中継ぎ不安の中、8回まで見ごたえのある試合だったし投手も節約できたから悪くない試合だったと思う。しかし、このスリーランだけは頂けない結果だ。平井投手には中継ぎ投手として一番やってはいけないランナーが溜まった場面でのホームランを十分反省して欲しい。
最も平井投手にも同情すべき点はある。最近打ち込まれる場面が増えた平井投手だが、投げている球は去年とさほど変わらない。むしろ左打者の外角に落ちる球(スプリットないしツーシーム)が一定の成果を出しており可能性をさらに広げている。今はまず結果を出してメンタル的に楽になることが必要な状況だ。
そう考えた時に使うべき場面は、大量点差がついた場面だ。しかし、昨日は僅差しかも負けている展開。正直一番つらい状況だった。同じ僅差でも勝っている場面なら「お前の実力を信頼しているんだ」というメッセージを発することもできるからまだ良い。昨日のような場面ではそれもない。特に前の回ピンチで準備させられながら多和田投手の続投の結果逆転された後だけに「今のお前は信頼してないよ」と言ってるも同然であり、平井投手的にはモチベーション維持が非常に難しい状況だった。
同じ場面でも普段負けているときに投げている小石投手ならモチベーションを高くしやすい。送り出すときに「いつもより厳しい場面だが、今は他に頼れる投手がいない。お前の経験を活かしてなんとか抑えて欲しい。今は野田や武隈が頼れない状況だから、今日結果をだしてくれるならもっと良い場面で使いたい」とでも言ってやれば、次のステージのために全力で頑張れる。一点差だから9回表においついて延長という展開もあるから、比較的長い回耐えてもらうという点でも小石投手が適任の場面だった。(実際に阿部選手のスリーランがなければ同点で9回裏だったし。)
平井投手に話を戻すと、投げさせるなら7回の坂本選手の打席だろう。多和田投手は120球を超えさらに、この回制球が乱れるというスタミナ切れの兆候が出ていた。普段から今は先発をできるだけ引っ張るべきと主張しているtthg的にもあそこが限界だった。いくら中継ぎ不安でも先発を壊しては元も子もない。残りの1アウトは中継ぎが必要だった。この場面なら厳しい場面だがモチベーションは上げやすかった。「疲れているところ申し訳ないがこの1アウトだけ頑張って欲しい。お前の本来の実力なら絶対打ち取れる。色々考えず腕を振って投げることだけ考えろ。結果が悪くてもお前を責めたりはしない。」と言って送り出してやれば、「信頼している」というメッセージを送りつつモチベーション高くマウンドに上がれたはずだ。ワンポイントなら疲労も限定的だし、抑えれば自信にもなる。結果に関わらず8回からは小石投手を投げさせてやれば中継ぎ節約だってできる。上手くいけば勝ちを拾う事あった。
プロである以上モチベーションとか言い訳すんなという意見もあるだろう。しかし、所詮人間のやることだ。tthgのような事務職だって仕事の与え方が無能な上司の下でモチベーション高く仕事をするのは難しい。イチロー選手のような鉄のメンタルの持ち主は少ない。投手陣が崩壊気味の今各選手のモチベーションにも最大の配慮が必要である。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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