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楽勝だったはずの試合が痺れる展開に。投手陣の不安は尽きない。(2018年6月7日対ベイスターズ観戦記)

おはようございます。プロ野球にプロレスのようなシナリオは求めていないtthgです。

5回表からDAZN を視聴し始めたがどうにも画質が悪く途切れるので途中からabmaで中継しているのを思い出し稀哲さんの面白い解説を堪能していた。(ベイスターズよりの解説を求められているのは分かるがライオンズOBでもあるのだからもう少し中立的な解説をして欲しいが、面白かった。)7回表までは稀哲さんの解説を楽しむ余裕があったが、7回裏にソト選手のグランドスラムが飛び出してから稀哲さんの解説どころではなくなった。

打たれた武隈投手を責めるのは簡単だが、武隈投手だけを責める気にはならない。そもそも十亀投手が7回投げ終えてくれればなんの問題もなかった。中継ぎ崩壊気味でできるだけ先発を引っ張りたい状況で6回に捉えらえれ始めた十亀投手に7回を任せるしか選択肢がないことがそもそも問題である。そして、十亀投手が7回を任せる以上武隈投手の登板はあるのかないのか不透明な状況で準備は難しかった。登板過多気味でカープ戦の滅多打ちやタイガース戦での敗戦処理での被弾と精神的に追い詰められつつあったことを考えればランナー無しでの登板が望ましいかった。そう考えると、7回のワンポイントをワグナー投手、8回を武隈投手のほうがましだったように思う。(ワグナー投手の制球不安もあるので一概に言えないが。)

それでも、プロである以上あそこでホームランだけは避けてもらわねばならない。武隈投手はベテランで経験値もある。例え2,3点取られたとしてもホームランだけは避ける投球術を披露してほしかった。投球内容について言えば、150近い十亀投手のストレートに目慣れしたベイスターズ打線相手になぜストレートを多投したのかという点が疑問だ。武隈投手はそもそもカーブやチェンジアップで目先を変えないと投球が成り立たない上に、前の十亀投手の球威との落差で140前後のストレートは打ち頃だった。配球面では岡田捕手にも責任があるが、武隈投手もベテランなのだからこの点について自分から意志表示が必要である。

本当なら、武隈投手を2軍で再調整したいのだが、中継ぎ左腕が高橋朋投手の離脱と野田投手の不調でいなくなってしまう。先週末野田投手を無茶な起用をした挙句抹消した選択がさらに投手陣のやり繰りを難しくしてしまった。野田投手を一軍に帯同させつつ休養を与えるという選択をしていれば、とりあえず、今日は野田投手を試すという手があった(それも苦しい選択だが)本当に悩ましい。

8回、9回はワグナー投手と増田投手が頑張ってくれた。しかし、二人とも制球難が不安である。特に増田投手は逆球ばかりで深刻だ。多少休んで球威が回復したのは良いが、ストレートをコントロールできないとなると、元々ストレートの制球力は高い投手だけに菊池投手のようにだましだまし投げているのでは?という疑いがぬぐえない。制球難が縦スラを覚えた副作用でフォームが崩れていることが原因ならまだ良いが、クローザーが連投が効かない状態で勝負所を迎えるのは大いに不安である。連投でも最低でも球威を保つ状態になるまでは経過観察が必要である。

打線のほうは昨日も合計9点。ソト選手のグランドスラムで1点差まで追いつかれてもさらに加点して後ろが不安な投手陣を援護した。打線の集中力には本当に頭が下がる。今日は相手が菅野投手で打線が苦戦する可能性もある。是非菊池投手にはエースの投球で打線が点を取れなくても勝てる試合を作って欲しい。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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