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ライオンズよりホークスのほうが深刻な不調だった。それが本質だ。しかし、それでも勝ったことは極めて価値が高い(2018年5月23日対ホークス観戦記)

おはようございます。週末のメラド遠征は楽しみなのですが、その前にやることが山積みで四苦八苦しているtthgです。

昨日のライオンズも決して褒められた内容ではなかった。ミスで点を与えるし、チャンスで一本でないのは相変わらずだ。これでは本来勝ちを望むのは無理なのだが、それ以上にホークスが悪かった。今季絶好調の石川投手が制球難で不調のライオンズ打線でも2点取れた。打撃陣はライオンズよりもひどい後一本病。1死満塁を二回も潰していた。またボール球をブンブン振ってライオンズ投手陣を助けていた。ホークスがライオンズよりも不調だったから勝った。それが昨日の試合の本質である。

普通なら、内容のない勝ちについて指摘するところだが、昨日に限ってはそうではない。まず、第一にあまりにも不調のどん底にいるライオンズにとってもはや内容よりも結果という状況だった。結果を出すことで、精神を安定させて本来の実力を発揮できる状況を回復させる。それが解決策だった。特に、一昨日負けの中でも少し明るい内容があっただけに、その流れを継続させるために、勝ちという結果でそれを補強したかった。それができたことは今後に向けて極めて大きい。

そして、それが去年の鬼門であったヤフオクでのホークス戦だったということに更なる価値がある。ヤフオクで去年1勝しかできなかったという事実は今のライオンズにとって極めて重い。それを払拭して最低でも5分の戦いをすることが優勝への最低条件である。前回のヤフオクはライオンズが絶好調の中1勝1敗だった。一つ勝ったのは大きかったが、絶好調でも5分しか勝てない事実は決して明るい未来を想像させるものではなかった。今回は絶不調の中一つ勝ちを拾った。ここで三連敗していたら、また悪いイメージがチームを支配し今後に大きな不安材料となる所だった。

ヤフオクでの極端な劣勢について言えば、実力より精神面のほうが大きい。もちろんホークスは強いし、平日ナイターでも多くのホークスファンで埋まるヤフオクのアウェー感は決して侮れるものではない。しかし、メラドで勝ち越しているのだから、1勝11敗という極端な結果になるほど実力差があるわけではない。「勝てない」というイメージが実力以上に選手たちに重くのしかかっている。それを払しょくするには勝つしかない。内容云々ではなく勝つしかない。逆に勝ちさえすれば、内容は問わなくてよい。少なくとも精神面で5分に持ち込むためには内容は要らない。絶不調の中敵失で勝ったとしても悪いイメージを払しょくするために極めて大きな価値がある。逆にホークスとしては、今年結果を残しているライオンズに対してヤフオクでのアドバンテージを放棄するきっかけを作ってしまったことは大きな痛手である。

今後は、これをライオンズが活かせるかがポイントだが、不調とヤフオクの悪いイメージを払拭できるなら、シーズンのターニングポイントになり得る勝利だった。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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