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7/23 対ファイターズ

・今日のポイント
4回表ツーアウト満塁3-2打者西川への6球目。結果はこれを西川が打って、レフトフライだった。ボール自体は映像で見る限り、ボールに見える球で(スポーツナビの配球図だとストライクになっているが)ここで四球を選ばれていたら、かなり展開が変わっていた。この回のウルフの投球自体は悪くなく、先頭の中田のツーベール以外はアンラッキーなヒットや内野ゴロの間に点を取られる展開だったので、さらに押し出しで点を取られたら、さすがにウルフと言えど精神的に切れてしまい大量失点も十分あり得た。その意味で大きなワンプレーだった。

ただし、この6球目を見送って四球を選ぶのは最善手ではない思う。私とスポーツナビの見解が分かれるように微妙なコースの変化球であり、これを見逃した場合3振もあり得た。そして、3-2からこのくらいのコースを見送っていると、四球がほしいあまり、ギリギリのコースのストライクを見逃す危険があり、西川が打って出た選択自体は間違っていない。ただし、ファウルを狙うべきだった。ファウルを打てば、いかにウルフと言えど次に明らかなボール球を投げる可能性はあったし、2-3球ファウルを打てれば四球の可能性が高かった。

この場面は上述のように四球の価値が高い場面であり、ヒットで2点入るより価値が高かったと思う。きれいなヒットであれば、まだウルフのほうが切り替えができた可能性があるが、押し出しは精神的ダメージが非常に高い。大量点を狙うためにはとにかく四球を獲得すべき場面だった。ここで西川が四球を獲得できなかったことが、ターニングポイントだった。

・ホームランを打てる1番秋山の価値
この試合でも5回の秋山のスリーランが非常に大きかったが、私の持論として「1番が長打を打てると打線に厚みが増す」というのがある。例えば、7番から始まる回に7-9の誰かが出塁して、ツーアウト1塁で一番に回って来たとしよう。この場面で単打しか打てない1番では得点チャンスとは言えない。しかし、長打が打てれば、ツーアウトでランナーが自動スタートだから点が取れる可能性がある。下位打線で始まる回に点が取れたら大きいし、取れなくても1番に長打があると投手に意識させるだけで、下位打線への対処や、ランナーを背負った場面で長打のある一番と対戦により投手は神経をつ使い疲労する。まして、今のライオンズのように8,9が高い出塁率を誇っていれば尚更である。ホームランの打てる1番秋山は非常に価値が高い。

・ファイターズ上原投手について
一試合だけだが、素材としては一級品。40球くらいで球威が落ちてきたのは課題だが、150近い速球と、チェンジアップ、フォークは間違いなく一級品。スタミナがついたら、エースになっておかしくない。怖い投手。

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