若手野手はユーティリティを目指すべき

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今晩は。色々あって疲労困憊のtthgです。少し飛び飛びの更新になるかもしれませんがよろしくお願いします。

さて、今のライオンズの野手陣は駒が豊富なので特にそうなのだが、野手には「守れないと試合には出られない」というシンプルかつ大きな問題がある。どんなに有望な新人が入って来てオープン戦で結果を残そうとも、今のライオンズでファーストしか守れなかったら使われることはない。ショートセカンドも相当難しい。これからレギュラーをとろうという選手は、自チームで空いている(あるいは空きそうな)ポジションをこなせないとレギュラーは厳しい。またチームにとっても宝の持ち腐れという状態になる。

今のライオンズで言えば、一番可能性が高いのはサードだろう。中村選手には悪いが、これから先何年もサードのレギュラーが中村選手のものである可能性は相当低い。衰えが明らかであるから、変わり得る選手がいるなら、中村選手の不調時に起用される可能性が高い。少なくとも内野登録の若手はサード守備を中村選手以上にこなせるように必死で練習することが試合に出るための近道だ。

このように、若手がレギュラーになろうとした時に「どこどこしか守れません」という状況だと、どんなに打ててても、確率が低くなる。入団当時比較的空いているポジションでも、去年の源田選手のように彗星のごとく現れる新人で埋まることもある。だからこそ、若手特に育成のために4-5年猶予のある高卒新人はできるだけ多くの守備位置をこなせるよう入団後1-2年のうちに訓練すべきだ。少なくとも外野とファースト以外の内野のどれか一つの計二つぐらいはプロとして及第点のレベルでこなせるべきだ。

あるテレビ番組で元ロッテの里崎氏がファースト専の清宮君は打率.280本塁打20本打てないと使ってもらえないと言っていたが、守備位置によって求められる打撃レベルは異なる。プロに入って1-2年をユーティリティになるための時間として使っても、求められる打撃レベルが下がるなら、トータルとしてはプラスだろう。

スカウトも「コンバートに向くタイプかどうか」という視点も評価項目に入れるべきである。どんなに綿密にポジション別の未来予想図を描いたとしても、怪我や衰え、後から入ってくる選手の覚醒、FA流出という要素を完璧に予想することはできない。だから、入団時に描いていた構想通りにチーム状況が推移しなかった時に対応できる選手の方が価値が高い。過去のコンバート成功例から、コンバート向きの選手の共通項を見出しそれを持っている選手を優先してとることが、チームの力を底上げするはずである。

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