平石コーチが打撃についての万能薬ではない。

今日は。在宅なので昼休みに更新しているtthgです。

今朝岡田選手の残留報道が出たが、まだ正式な発表ではないので本件は後日にしたい。今日はなにかと注目されている平石打撃コーチについて。珍しく外様だし、監督経験のある平石コーチへの期待は高い。その辺は下記の報道でも良く分かる。


問題は平石コーチに何を期待するのかという所である。平石コーチが来たから打撃はすべて解決という考えは安易すぎる。また、来季打撃の結果がでなかった時にそれをすべて平石コーチのせいにするのも違う。コーチ、特に一軍のコーチに求められるのは「与えられた素材の力を100%発揮できるようする事」である。根本的な戦力の強化は選手の補強又は育成であり、それはフロントと二軍のコーチが主に担うべき役割だ。



例えば、既に実績のある山川選手や外崎選手を復調に導けるかという点はある程度平石コーチの責任である。メンタルを含めて彼らに適切なアドバイスを送り2018・2019シーズン並みに彼らを戻す事は必要である。あるいは、来季一軍でレギュラーを争うであろう、愛斗選手、呉選手、若林選手、岸選手当たりの調子や相手投手との相性を適切に見極め、打線や守備位置の最適運用を目指すとかも平石コーチに求められる役割である。

しかし、上述の選手やブランドン選手、渡部選手、山野辺選手、山田選手あたりの根本的なレベルアップまで平石コーチの役割に含めるのは首をかしげる。根本的な打撃技術の進歩は選手本人の努力とこれまでの二軍での育成が基礎である。これまでにその部分がしっかりしていてそれをアジャストして発揮できれば良いというレベルなら平石コーチに期待するというのは分かる。しかし、根本的に教えなくてはいけないレベルなら今から来春のキャンプまでの短期間でそれをしろというのは酷な話である。現状その育成が不十分であるというならフロントが新たな選手を獲得しなくてはいけない。

現状で言えば、愛斗選手、呉選手、若林選手、岸選手は一瞬輝いたこともあるので、後はアジャストすればレギュラーという可能性もある。しかし、相手が研究して来たら穴だらけという可能性も十分ある。tthg的には後者の可能性も高く、「戦力は十分あるから首脳陣が上手く使えば優勝を争える」とは言い難いと考えている。少なくとも彼らの成長にすべてをかけるのはリスキーすぎる。だから、このブログで繰り返し主張しているように、外人を二人当てるのはマストである。

フロントも厳しい財政の中なんとかできる事を探して、有能(と思われる)なコーチ人材の獲得したのだろう。その努力自体は良い事だと思うし、現実論としてできる事をしている点は評価できる。しかし、平石コーチが打撃について万能薬ではない。それも現実である。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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