勝ちパターンの形がおぼろけながら見えてきたライオンズ中継ぎ・抑えの今後。
今晩は。来季を見据えるtthgです。
昨日でライオンズのCSの可能性が完全になくなった。今年については早めに諦めたので大きく落胆したとかはないのだが、数字の上でも完全にシーズンが終了したという事実を突きつけられるのは多少なりとも寂しい気持ちにはなる。来季は少なくとももう少し長く希望のもてるシーズンにして欲しい。
さて、今日は来季に向けての話をしたい。今回はシーズン終盤に多少は勝ちパターンの形が見えてきた中継ぎ・抑えについて。現状は田村投手、豆田投手、平井投手がセットアップ、抑えがクリスキー投手であり、このメンバーは9月はそこそこ機能していた。内容的には盤石でないにせよ、春先の崩壊した中継ぎ・抑えに比べればだいぶマシだった。その意味では来季に向けて明るい材料である。だが、現状のまま来季も盤石とは言い難い。
まずクリスキー投手。今のところ致命的にダメという訳ではないが、如何せんコントロールが微妙過ぎる。フォークが浮き気味に来る時はヒヤヒヤし過ぎる。一点勝負の終盤を抑え続けるには心許ない。イメージとしては2018のマーティン投手である。彼は制球不安な投手だったがこの年は成功したが、2年目に制球乱れてダメだった。この手のタイプは結果が出なくなった時にズルズルとダメになるパターンがあり得る。とりあえず結果を残しているので残留するのは良いが、抑えは彼に任せきりはやめた方が良い。使い方としては勝ちパターンの第一選択ではなく、点差に余裕がある時または勝ちパターンが連投で使えない時の控えぐらいの位置付けで使いたい。
次に平井投手。今年は中継ぎとしてまずまずの結果を残したが、安定度は高くなかった。明らかにドボンな投球の時も散見されヒヤヒヤさせられた。年齢的に身体の回復力に疑問が残るというのが正直な感想である。来季残留な場合でも、中継ぎで使うなら登板数を減らし、完全なオフの日を挟むなどの工夫が必要であり、勝ちパターンの第一選択とはしにくい。
次は田村投手。tthg的に1番期待しているのが田村投手である。ツーシーム主体からスプリットを決め球にスタイル変更したことが功を奏した。ストレートも球威があり1番抑え向きの資質をしめしている。ただ懸念は数年前にもシーズン終盤に使えそうな雰囲気を醸し出していたが、翌年ストレートのスピードが140半ばしか出ず苦戦していた事だ。良い時が長続きせずサッパリの可能性は否定できない。そこをクリアできるならセットアップ候補である。
豆田投手についてはストレートの質はこのメンバー中最高である。独特のフォームをあり球速以上の力を感じる。ただ、あまりにストレートに頼りすぎであり、本格的なセットアップを任せるには何かウイニングショットとなる変化球が欲しい。同じことは佐藤投手にも言える。彼も左腕で150超のストレートには凄く魅力があるが変化球の制球があまりにも悪くウイニングショットになり得ていない。そこが解消されるなら、セットアッパー候補である。
tthgとしては、抑えは新外人でホークスのオスナ投手クラスを確保して盤石にしたい。セットアッパーは田村投手、豆田投手、佐藤投手のうち上位二人を使い、余った一人とクリスキー投手、水上投手、平井投手、本田投手、青山投手、増田投手のうちの好調者で4-6番手を構成できたらそこそこ闘えそうである。この構想の肝は田村投手、豆田投手、佐藤投手である。彼等は実績に乏しく不確定要素が大きい。来年どうなっているのか読みにくい。ただその分良くなる可能性も既存戦力より高い見ることもできる。彼等が今季よりも成長できるようなら新外人次第では盤石な中継ぎ・抑えとなる事もある。
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