初先発の北山投手相手に球数を嵩ませることすらできない打線がひどすぎる。特に外崎選手が二度もキーポイントで結果を出せなかったのは痛すぎる。(2023年5月4日ライオンズ対ファイターズ)
今晩は。諸事情により関東を離れているtthgです。
シンプルに打てない。9回二死までノーヒットで勝てと言われてもどうにもならない。打線の火力が足りないのに中村選手をベンチに置く采配は納得できないし、初先発で体力不安のある北山投手に無策で早いカウントからうちに行って球数を嵩ませることすらできない。北山投手の実力は確かだが、初先発の状況で6回75球でノーヒット。これではあまりに野手がふがいない。ポイントを一つ上げるなら、4回の外崎選手の打席。先頭四球で回も中盤にさしかかり、北山投手としては未知の領域に入るところである。ここでヒットでも打ってチャンスメイクできれば精神的に追い詰める事ができた。しかし結果は併殺。外崎選手の立ち位置的にこういう展開を打破するキッカケを作る働きが求められるが完全に逆の結果になってしまった。外崎選手は最終打席も二死一、二塁で三振しており、昨日の松本剛選手のように打線の主軸として役割を全うできなかった。
松本投手については良く投げてはいた。エースなら、それでも先に点を取られてはダメだが、松本投手に今それを求めるのも難しいので仕方ない。万波選手のホームランの後崩れずHQS達成した事に対して一定の評価はされるべきである。ただ、全体的な内容は初回に二つ強い当たりの外野飛球があったように調子はイマイチだった。生命線のレートが空振りにならず、強い当たりを打たれるケースが散見された。万波選手にホームランを打たれる頃にはストレートの球速も2-3キロ落ち気味であり、球数を放った事によるストレートの威力の減退があったものと推測される。内容的にはもっと早く失点してもおかしくはなかった。それでも結果が出せていたという事を踏まえると勝ちを拾って起きたかった。
後を受けた森脇投手は制球が微妙で球速もイマイチ。松本剛選手にストレートをライト前に打たれた後は変化球一辺倒。バッテリーもストレートが使えないという認識はあったのだろう。水上投手もそうだが、ストレートが使えない状況では勝ちパターンはつらい。今日初登板だった田村投手も良かった時は150オーバーが出ていたが、140半ばから後半。下で結果を出していたようだが、こちらも大前提としてのストレートの威力に課題が残る。ツーシームで誤魔化しつつ投げるとしても勝ちパターンでは使いにくく、ロングぐらいしか使いどころがない。
最後に、相手は田中正義投手が抑えで出てきたが、ホークスでプロテクト漏れした選手が抑えというのはファイターズの中継ぎ・抑え事情もなかなかに厳しい。しかし、ライオンズからするとその田中投手ですらうらやましく見えてしまう。そろそろ2018年のヒース投手とマーティン投手のような緊急補強が必要に思えるのだが、、、。(彼らのようなケースはまれであり、二匹目のドジョウがそうやすやすと市場に転がっていないことは重々承知しているつもりだが、それでもぼやきたくなる。)
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