一ライオンズファンにとっての池袋西武。

今日は。住所移転に伴う車検証の更新のため早起きしたtthgです。

池袋西武(正式には「西武」ブランドの百貨店の池袋店が正しいが、便宜上以下「池袋西武」と表記する。)へヨドバシカメラが入ることへ豊島区長が反対して西武HDに嘆願書を出すという異例の事態になっている。

この嘆願は頓珍漢な話であり、西武HDは池袋西武のオーナーではなく、業務提携先の一つである。西武HDは池袋西武の土地を貸しているが、土地の所有者が賃借人の事業形態に口を出す権利は、契約書に特別の記載でもない限りない。池袋西武を外資が買ったので、嘆願する先がないので仕方なくかつての同族会社に嘆願しているに過ぎない。そもそも行政が民間の一事業に口を出すというのは基本的に越権行為であり、少なくとも東京都が条例でも作らない限り、してはいけない事である。



とは言え、tthgとしては豊島区長の言わんすとる事に対して、心情としては理解できる。tthgが初めて西武ライオンズにハマった時、住んでいたのは椎名町という池袋の隣の駅の近くだった。当時その地域に住んでいる人に「池袋」という町は特別な街であり、その一つの象徴が池袋西武であった。あの場所で買い物をするという事は特別な事だったし、ステイタスでもあった。当時のステイタスからすると「家電量販店」というのはそれにそぐわないという気持ちは分からなくはない。

ライオンズとの関連で言えば、tthgにとって池袋西武にあるライオンズショップは特別な場所である。記憶が確かならば、小遣いを貯めて初めてかったメガホンはあの場所で買ったものだったし、友の会の入会のため毎年通っていた場所でもある。資本関係的には当時から既に別々の会社ではあったが、tthgにとっては西武池袋線の池袋駅の改札にほぼ直結して存在した池袋西武は、ライオンズと一体だった。少なくともtthgがライオンズを語る上で、池袋西武は欠かせない存在である。

この池袋西武が外資に買われ、その姿を大きく変えてしまうかもしれないというのは、思い出が改変されるようで心が痛む。当面なくなるというわけではなさそうだし、ライオンズショップ自体がなくなるわけではなさそうなので、決定的な喪失ではないものの、幼少時代が過去のものになりつつある事を実感する。もちろん、だから池袋西武をいつまでもこのままにしろという権利はtthgにもない。百貨店という業態が昭和の遺物になりつつある今、家電量販店が入る事で「池袋西武」自体が残るなら、このまま時代に取り残されてなくなるよりマシですらある。

とは言え、tthgにとっての「池袋西武」の形が変わっていくことにいささかの寂しさを覚えることもまた事実である。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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