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イーグルスが突き抜けられるない理由が垣間見えた。(2021年5月11日対イーグルス)

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今晩は。イーグルス目線のtthgです。

今年ライオンズはイーグルスに勝てていない。完全な鴨にされているわけで大変腹立たしい限りなのだが、イーグルス自体は他ではもたついている。そのイーグルスがなぜもたついているかという点が凝縮されたような試合だった。まず岸投手は全盛期のような力はない。球速はストレートで140を割るようなこともあるし、ボール先行も散見される。それでも変化球とのコンビネーションである程度抑えるわけだが、絶対の力はない。そして80球程度でマウンドを降りるのでイニングが食えない。それを打ち崩さないライオンズも情けないのだが、今の正当な評価はローテの一角程度のものだ。その辺は突き抜ける事ができない一つの要因だろう。


それよりも酷かったのは4-5回の攻撃。正直3回でアップアップだったダーモディ投手は与座投手に変えるべきだった。そのダーモディ投手を牽制死と浅村選手の併殺で助けてくれた。特に浅村選手の併殺はボテボテで併殺になるべき当たりではなかった。おそらく全力疾走していない。それまでの二安打で今日の仕事は終わったという感じなのだろうか。こういう攻め時で仕事できないのは上位争いを抜け出すには難しかろう。

それから打線の怖さがあまりない。浅村選手は2安打したが、かなり当てに行っており一発の怖さは感じなかった。高めの甘めのストレートとかも振り遅れていたし、ここまで2本しかホームランを打っていない。そのかわり茂木選手や辰巳選手はホームランがでているが率は悪いし、本質的に長距離砲でもないので打線の怖さはあまりない。

勿論、これらの状況はライオンズとの比較で言ったら彼らの方が良いわけだが、昨日も書いたようにポテンシャルで言えば今のライオンズもそんなに悪いわけでもない。今日の彼等を見る限りそうそう大きく離される展開は考えにくい。そういう意味で言うと明日の試合は大きなポイントだ。流石にシーズンで一つもイーグルスに勝ててませんはマズイ。とりあえず一つ勝って流れを変えたい。ニール投手の状態面はどの程度なのか不安はあるが日本の実績皆無のダーモディ投手よりはマシである。明日に限っては明後日は休みなので故障明けの森脇投手以外は今日登板組の中継ぎを使う事も視野に入れて良い。本来連投は避けたいところだが、今後の対イーグルスとの対戦への楔は必要である。

なお、ダーモディ投手はウイニングショットにかけるので球数を消費しやすく、スタミナも不安なのでカット攻撃とかは辛そうである。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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