ライオンズ:10
イーグルス:0
お品書き
・二つの走塁が試合を決めた
・中村選手は絶対必要な戦力
・短期決戦使用の傭兵
・疑問符のつく判定
・二つの走塁が試合を決めた
3回裏二つの走塁がキーポイントだった。一つ目は無死満塁から外崎選手がショートゴロを打ったが、ホームゲッツーを阻止して一塁に残った走塁。二つ目は中村選手の犠飛の時に、外崎選手と森選手が2塁3塁にした走塁。この二つが3回の大量得点にとって大きかった。まず外崎選手が1塁に残らなかったらこの回は中村選手のセンターフライで終わっていた。二つ目の犠飛の間の二人の走塁は、則本投手に大きなプレッシャーを与えた。銀次郎選手が打った球は悪い球ではなかったが若干高かった。銀次郎選手の打った球は二人の走塁によるプレッシャーと無関係ではあるまい。もちろん。打席で結果を残した中村選手、銀次郎選手の働きも大きかったが、その遠因となった二つの走塁こそ、辻監督が1年間強調していたプレーだった。それをここ一番で発揮できた今日の勝利は非常に大きい。
・中村選手は絶対必要な戦力
衰えの声を指摘する声もある中村選手だが、私はまだまだ必要な戦力だと思っている。そしてその中村選手が結果を残したことが本当に嬉しい。本当のスター選手はここ一番で結果を残せる選手であり。その選手は数少ない。寡黙なタイプで派手さはないが、中村選手は本物スターである。中村選手には今後も期待したい。一方これで、辻監督にとって悩みの種が増えた。クリーンアップに誰か不調の選手がいれば、中村選手をその選手と交代させるところだが、3人とも結果を残しており代えられない。とりあえず、明日はこのまま7番なのだろうが、明日も中村選手が結果を残せば辻監督は本当に悩むだろう。中村選手には辻監督が一睡もできないくらいの活躍を期待したい。
・短期決戦使用の傭兵
上記の中村選手の犠飛による進塁が決まった場面。3点差で菊池投手の調子を考えれば、もう1点もやれない場面だった。則本投手は3塁セーフの判定に激高しており、普通の精神状態ではなかった。シーズン中なら、エースと心中でも良いが、超短期決戦で、チームの調子も良くないイーグルスにとって今日負けはほぼシーズンの終了を意味する。という背景を考えた時に、ここが交代のときではなかったか。則本投手に「中1日で3戦目に短いイニング投げさせるために休養」と説明すればエースのプライドも保てる。打たれた挙句100球近く投げさせて疲労も蓄積してしまった。短期決戦の傭兵としては相応しくない続投だった。
・疑問符のつく判定
3回表の島内選手のバントがダブルプレーとなった場面だが、私にはセーフに見えた。アップになったスローが再生されなかったので確かなところは分からないが、かなり微妙な判定だったことは間違いない。そのほかにも、則本投手のストライクっぽい球が何球もボールになっていた。特に後者は、上記の犠飛の場面の進塁における、則本投手の激昂につながったのは間違いない。激昂した3塁のタイミングはセーフよりの微妙なタイミングだったが、経緯を考えると激昂も致し方ない。正直こうした判定はゲームを壊してしまう。逆だったら私が本ブログで徹底糾弾しているだろう。そうしたことが起こらないためにもビデオ判定の導入を強く望みたい。ビデオを公開しみんなで議論することが、野球界全体のためにもなる。
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