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劣勢から投手陣が踏ん張り、相手のミスにつけ込んで勝利。価値ある一勝。(2020年6月28日対ホークス観戦記)

今晩は。望外の対ホークス勝ち越しを喜ぶきtthgです。

またも逆転勝ちである。逆転というのは基本的な一度劣勢だったという事であり、あまりたくさんあっても良くない。しかし、今日の逆転は昨日より内容があった。1番大きなポイントは与座投手が4回以降持ち直した事である。基本的に与座投手は二巡目になるとタイミングを合わせられて打たれ始めるのが練習試合からのパターンだったが今日はその逆だった。個人にはその要因の一つは投球間隔にあると思う。4回以降、間をとる時間が長くなった。テンポ良く投げるのは相手に考える暇を与えないという意味はあるが逆を言うと単調であり、そこを変えてきたのは一つのポイントだったのではないだろうか。この要因が当たっているかはともかくとして、悪いところから持ち直してくる能力は先発として極めて大きな能力である。昨日中継ぎをたくさん使ったあとだけに大きかった。


一方、打つ方はホークスのミスに助けられた。三回の森選手のセカンドゴロでの得点は二保投手が完全にフォームを盗まれた事とワイルドピッチが原因だった。山川選手の同点ホームランはこれだけ打って山川選手に真ん中付近のツーシームを放ってはいけない。ランナーがいないのだからぶつけても構わないぐらいのつもりで内角をエグらないといけない。今年のホークスはこの辺にミスが目立つ。とは言え言えそこでキッチリ点をとったのは大きい。 

そして、中継ぎ以降もよくやった。平井投手は今年の中ではかなり上位の内容だった。松田選手真ん中高めのスライダーを打ち上げてくれた幸運はあったが、それでも他は良かった。ギャレット投手と増田投手は三連投でかなり心配だったが良く投げてくれた。多少無理した感はあるがホークス相手の今年初シリーズという事を考えればまだ許容範囲である。(来週無理するのは厳禁)

対照的にホークスは9回森投手ではなく泉投手を出してきた。表の攻撃の場合、同点の9回以降は先に点を取ってからクローザーがセオリーである。また、シーズン序盤から森投手を酷使しないという意味もある。そういう意味では全く間違いとは言えない。だが、ライオンズのブルペンは10回は増田投手の回跨ぎぐらいしか抑えられそうな投手はおらず10回に点を取れる可能性は結構あった。その意味では森投手を使う価値はあったのではないか。今日に関しては、ギャレット投手と増田投手の三連投のリスクを負って勝つ確率の高い選択をしたライオンズがそれに成功したと言える試合だった。これで勝てなかったら痛すぎるが勝ったので価値ある対ホークス初シリーズとなった。

なお、ライオンズファンの間でしばしば話題になる外野のレギュラー争いについては、4回に面白い場面があった。併殺崩れでランナーに残った鈴木選手を警戒したホークスは金子選手に外目のストレート(ツーシーム)を3球投げたが金子選手は捉えれず、4球目の前に鈴木選手が一塁から飛び出してアウト。鈴木選手の飛び出しとストレート系の外目が来やすい状況でもそれを捉えきれない金子選手は両方悪い。しかし、鈴木選手については「これも良い経験」という見方もできるが、
金子選手には「何年やってんだよ」と言いたくなる。どちらを起用するかを考えるにあたっては若手と中堅ではミスの見方が違うという要素も考える必要がある。

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