森越選手のユーティリティアピールから見える不安。
今晩は。球団の補強方針に疑問を持つtthgです。
先日、ライオンズに移籍してきた森越選手の動向について以下のように報道された。
3度目の新天地では「何でも屋」として準備。内外野7つの守備位置をこなすユーティリティーをアピールする。
日刊スポーツ,2020年1月23日17時29分,西武新加入の森越、危機感胸に「何でも屋」アピールより引用,2024年3月30日最終アクセス
しかし、今のライオンズは「なんかあった時の控え」など必要としていない。ムードメーカーでどこでも守れる熊代選手1人いれば事足りる。さらに言えばセカンドの控えさえベンチに残っていれば外崎選手を他に回して捕手以外は対応できる。「とりあえず守れれば良いレベルの控え」は既に十分過ぎる程そろっている。
今ライオンズが求めているのは「打てる」選手である。少なくともレギュラーが怪我した時に致命傷にならない程度に打てる打力がないとライオンズでの需要はない。それがなければムードメーカーの熊代選手に一軍ベンチ枠を取られて二軍暮らしで解雇一直線が目に見えている。森越選手はまず、その打力がある事を証明する事が第一で、守備位置はその次である。どこでもできるからとあちらこちらの守備位置で練習するぐらいなら比較的空いている外野に絞って打つ練習をすべきである。
おそらく球団はトライアウトで打ったのでそこそこ打力を期待して取ったと思われる。(トライアウトで打ったからと言って去年二軍で打てなかった選手に打力を期待するのもどうかと思うが)だが、森越選手からユーティリティをアピールするような発言が出てくる所を見るとその意図がちゃんと伝わっているのか疑問に思える。
一方、球団だ森越選手にユーティリティを期待して、その旨を伝えて契約を結んだとしたら、あまりに現状への理解が足りない。ユーティリティで貴重な支配下枠を消費するのは余りに勿体ない。森越選手が「球団が自分にユーティリティを求められている」と思っているならどう転んでもあまり良い状況とは言えないのである。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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