球団主導で新人に金銭感覚の指導を行うべき。

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今晩は。結婚当初、妻との金銭感覚の違いに悩んだtthgです。

プロ野球選手の収入は極めて特殊である。社会人野球経験者を除いて初めて社会人になると同時に高額な契約金がもらえる。そして若い頃に活躍するとすぐ数千万の金が手に入る。この一瞬だけ考えると物凄く高級取りだが、その後怪我やプロの壁でにぶち当たり現役期間だけで見ると普通のサラリーマンの生涯年収より少ないという事もある。一方で一軍でバリバリやってる先輩は高級外車に乗ったり、100万単位の高級時計をしたりしている。目の前にある大金と周りの環境は金銭感覚を狂わせる可能性はたかい。



一方、社会人野球経験者でないと普通のサラリーマンがどれだけ貰っているかすら分からない。私立の全寮制の高校とかで野球漬けだと買い物すらしないで生活できる。しかも特殊な制限環境なので解放されたらやりたい事は沢山ある。一軍で活躍し出してプロの寮をでるタイミングで大金が入るとなれば金のかかる遊びをしてみたくなるには絶好のタイミングである。

全員が全員とは言わないが、金銭感覚が麻痺して将来の蓄えをまともに考えずに浪費する者が出てきてもおかしくないし、それが自己責任で片付けるのは酷な部分がある環境である。成功しても金銭感覚が麻痺して身を持ち崩すのは選手に取って不幸である。球団は現役の時だけ選手の面倒を見るというような姿勢ではいけない。選手全員の老後まで面倒を見る事は難しくとも、現役中に一生食っていけるだけの物を稼いだ者が浪費で不幸な半生を送らないようケアすべきではないだろうか。

具体的には例えば新人の契約金は特別な事情と本人の要請がない限り退団時に退職金のように払うのはどうだろうか。いきなり大金が手に入るのは誘惑の種を取り除けるし、解雇された時の当面のセーフティネットになる。

また、専属のファイナンシャルプランナーを雇って随時生涯の収入と支出の考え方を指導するのも良い。遅くとも30半ばで大きく収入が下がるという特殊な世界では個人年金や資産運用で留意点が明らかに一般人と異なる。その辺の事を新人の時にちゃんと教えておくのは社会経験のないあるいは非常に少ない若者を特殊な世界に迎え入れる側のとしての義務ではないだろうか。

昔は社員を奴隷ののように使っても許された。しかし今は社員を大事にしない会社は批判される自体である。球界も選手を大事に扱わないならいずれしっぺ返しを喰らう。選手のライフプランにも球団が積極的に援助すべき時に来ているとtthg的には思うところである。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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