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結局シーズン当初からの課題が敗因となったCSファイナルステージ

おはようございます。冷静にCSを振り返るtthgです。

今日はCSファイナル全体を振り返り、ライオンズの敗因探りたい。tthg的に1番大きいのは初戦の8回表の守りである。試合後の下記の記事でも触れたが、この回1点差で平井投手が登板し、ピンチを作って平良投手に継投。結果平良投手が打たれて決勝点となった。


この回は初戦の敗北の原因というだけでなくCSファイナル全体に大きな影響を及ぼした。一つ目の影響は平井投手の起用が難しくなった事だ。平井投手はシーズン終盤打ち込まれる傾向にありCS前の休みを使って回復が待たれていた。tthg的には完全に回復しなくとも連投を避ければ大丈夫ぐらいになると考えていた。だからこそ戦前に下記の記事で平井投手がいる前提でローテ提案を書いた。


しかし、実態はCSまでの休みを挟んでも回復不能なぐらい悪かった。正直、この事実だけでもほぼ終戦だった。なぜなら平井投手の代わりになる存在がいなかったからだ。ヒース投手は怪我明け、平良投手は連投すると力落ち。マーティン投手はノーコン秒がどうにもならなかった。そして、平井投手は予想通りその後も回復せず3戦で打たれだが、4戦前に小野コーチから平井投手を早めに使うかもという発言があった。それほど代役はいなかった。なけなしの中継ぎの柱的存在を失ってはほぼなす術がなかった。



ただし、平井投手が8初戦に打たれただけだったら深手ではあったが致命傷ではなかったとtthgは考えている。ここで短期決戦だからと平良投手を注ぎ込んだ挙句逆転された事が致命傷だった。一般論として短期決戦は早めの継投だ。しかし、それは、後を任せる投手にピンチでも確実に抑える実力があっての話だ。今のライオンズ投手陣で得点圏にランナーを置いて確実に抑えられる投手など存在しない。平良投手はそれに1番近い存在だが、いかんせん経験値が足りない。この大一番でいきなり得点圏にランナー背負って抑える公算は高くない。

あそこは平井投手に全てを任せて打たれたら平井投手はCSでは今後使わないと腹を括るべきだった。あそこで打たれたら平井投手自身も踏ん切りがつくし、首脳陣も平良投手に2戦以降代役を任せると腹をくくれる。(それでも平良投手の連投は不安であり厳しかったのは事実だが)

実際、第二戦に初戦で平良投手を注ぎ込んだ弊害が出てしまう。この試合は今井投手が打ち込まれた後佐野投手が投げた後マーティン投手が被弾し、仕方なく平良投手という継投だった。仮に平良投手が初戦投げていないなら、6回からヒース投手、小川投手、平良投手という継投が決断しやすかった。6回からマーティン投手でギャンブルしなくてはならなかったのは初戦で平良投手を使いこんだツケという部分は否めない。

二戦については今井投手が中村選手にツーランを打たれて5点取られた時点で佐野投手に変えておけば6点目も防げた可能性があった。この1点とマーティン投手の1点は上述の継投をしておけば防げた点であり、これを防いでおけば勝率はグンと上がった。平井投手が実質不在とはいえ、2戦目を取っておけば、残り2勝。平良投手を休ませつつ使ってもギリギリ勝てた可能性はある。

それでもホークスの勝負強さの前に敗れた公算は高いが、初戦のギャンブルに敗れてその後の投手起用が苦しくなり、接戦だった二戦を落とした事は敗因として大きい。打線が打てなかったという面は確かにあるが、それでも最低限の点を取っており敗因としてのウェートは投手およびその起用が大きくなる。結局のところシーズン最初からの課題がそのままCSの結果に繋がったという事だ。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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