今晩は。久々に少し気分が安定して記事を書いているtthgです。
今日の勝利は非常に大きな勝利になるかもしれない。一方で破滅への一歩かもしれない。ライオンズは大きな分岐点に立っているように思う。
最初に今日の試合内容から振り返ると相手の二木投手が素晴らしい立ち上がりで、ライオンズは初回にエラー絡みで失点。典型的な大敗のムードが漂っていた。しかし、そこから盛り返して勝った。しかも不運もあり大量点を取れない中で投手が踏ん張って勝った。これはどこかで投手力で勝たないとどんなに頑張ってもCS止まりのシステムを考えた時大きい。確率は低くても投手力で勝つ道筋が見えないとそもそもノーチャンスなのだから。
逆転を呼び込んだポイントは色々あったが、先ずは髙橋光投手がエラー絡みで2点失った後0でおさえた事。先月終わりから1度崩れると止まらない姿とは一変した投球だった。しかもtthgが新人の時衝撃を受けた髙橋光投手をほぼ完璧に再現する内容。最速146のフォークとかもはや化け物である。もちろんスタミナ的な問題や安定性はまだまだだが球の力が戻ってきたのは大きいし、それが今日の試合の逆転を生んだキッカケだった。
打線も取られた直後に中村選手の技有りタイムリーで一点返して楔を打った。5回にはエラーした戸川選手がミスを取り返す一発を放ち、その後足を絡めて追加点。好調二木投手相手に小技と一発で少ないチャンスをものにして逆転した事は価値が高い。ある意味、本当に強いチームになるという観点から言えば、不調の投手から大量点取るよりも高い評価ができる。惜しむらくは疲れの見えた二木投手から7回のチャンスで取れなかった事。ただこれは、外崎選手が完璧に捉えた当たりがサード正面だったという不運があり、責められない。ただここで取れなかった事は難しい継投判断が生じたという意味では大変痛かった。
さて、問題は平井投手の回マタギ。もちろんこの起用のリスクは高い。ただし、今日に関しては肯定できる要素もある。今年のヒース投手のできでは8回の1点差は厳しい。さりとてお釣りのない髙橋投手を7回続投も厳しかった。昨日は移動日で平井投手も比較的フレッシュだった。そろそろ多少上位との差を意識してやらねばならない時期で三連戦の初戦。どうしても勝ちたい試合でリスクに見合うリターンもあった。だから今日の回マタギは一概には否定できない。
問題は明日我慢できるか否かである。勝ちパターンは森脇投手、マーティン投手、ヒース投手と割り切り、その前は小川投手か佐野投手に任せる。平井投手と今日球数を投げた増田投手を完全に休みを与え、ブルペン待機もしない。それができるなら今日の回マタギも肯定できる。そしてそれを今後も継続できるなら多少は明るい材料だ。
しかし、最悪なのがヒース投手が壊れかけている事態だった場合だ。ヒース投手は一昨日の試合でもリードして8回なのに出て来なかった。これまでの投手起用の方針とは違う起用方だった。そしてそこから更に中1日空けても出てこなかった。これが前述のようなリスクとリターンの兼ね合いを検討した結果ならば良い。しかし、一昨日も指摘したようにヒース投手の身体に何か問題があって使えない事の結果だった場合は最悪である。ヒース投手が壊れかけたからと言ってそれを平井投手の更なる酷使で埋めようなどと考える首脳陣ではもう絶望感しか残らない。
明日の試合の継投、特にリードした終盤の継投はシーズンの行方を占う上で大きなポイントであるとtthgは考えている。
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