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ブサイクだけど勝った事は非常に大きい。(2019年5月29日対イーグルス観戦記)

今晩は。もう少し明るい未来を描ける試合を見たいtthgです。

勝っても不安要素ばかり心に浮かび続ける。それが正直な気持ちである。後ろが心許ないのに序盤から源田選手にバント。明らかにヘロヘロの先発を引っ張るギャンブルが好きなのに攻撃は手堅さを求める。8回は押せ押せムードの中ピンチバンターまで使って失敗して流れを止めてしまう。失敗した熊代選手も悪いが、手堅く行くなら完璧に決められる選手を出す必要がある。それができる選手がいないなら、併殺のリスクはあろうともリターンの大きい強攻を選択すべきである。


7回の継投で平井投手が出てこなかったので良かったと思っていたら8回に登場。おそらくヒース投手は今日は投げられない状態だったのだろう。開幕直後に肘不安で離脱したのでヒース投手のこうした事態は想定できる。そういうリスク管理の思考があれば昨日無駄に平井投手を出す事は出来ないはずだが、、、。救いは平井投手が連投なのにそれなりに投げた事。本人の中で連投での調整が上手くできるようになったのなら大きい。(もちろんそれがこの異常なペースでの起用を肯定するものではない。)

もう一つ良かった点と言えば十亀投手が試合を作ってくれたこと。多和田投手がいない今十亀投手ローテで活躍してくれる事は有り難い。ただし、イーグルスの拙攻に助けられた面はある。3回に崩れてかけて、4回は下位打線に粘られている。その上で5回先頭の辰巳選手に四球で浅村選手。3-2から粘ったが最後はボール球のインコースのスライダーを三振。二死からもランナー二塁で銀次選手がほぼど真ん中を打ち損じてくれた。十亀投手の今日の勝因としてはここでのイーグルスの拙攻は大きかった。

というわけで本当に色々不満な点は多い。しかし、勝った事の意味は大きい。一つには一応僅差とは言え首位だったイーグルスとの差を広げられずに済んだ事だ。まだ順位をそこまで気にする時期ではないが、当面すぐに大型連勝できる見込みがないライオンズにとってはここで更にイーグルスから離されるのは嫌だった。また、今年は開幕からイーグルス相手に相性が悪く、イーグルスは好調。秋の短期決戦相手になりうる相手にここで連敗して次回の対戦に嫌なイメージで臨みたくはないという事情もある。その辺の事を考えると勝ったという事実にはそれなりの価値はある。

ただし、未だに問題は山積みである。今日の勝利には明るい未来を約束する内容は伴っていない。何とか現状より悪くならないように踏みとどまったに過ぎない。打線は更なる爆発。投手は森脇投手に続く中継ぎの台頭が必要である。そのために首脳陣が我慢して任せる必要がある。タイムリミットは近づいている。出来るだけ早く明るい未来が見える試合を見せて欲しい。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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