厳しいチームの現状を浮き彫りにした試合。(2019年5月17対バファローズ観戦記)
おはようございます。なんとかくモヤモヤした朝を迎えたtthgです。
相手はポンポン凡打の山を積みあげ、こちらは順調に点を重ねる。楽勝ムードが漂う前半だったが、4回裏に吉田正選手のホームランで同点になって試合が一変してしまった。山川選手のホームランで追加点を取ったがまだ2点差。明らかにまだ心もとない点差だが、打線が追加点がとれない。そして、案の定7回にマレーロ選手のホームランで同点。延長で勝ったからよいものの、6回の木村選手のセカンドゴロが抜けていればとか、7回のチャンスで源田選手の一本が出ていればと、嘆く展開になった。そして、その要因は調子が良いのに一発病に泣く多和田投手の不甲斐なさである。
もちろん多和田投手に「何やってんだ」という気持ちはある。一応エースの立場で開幕を迎えた投手にしてはあまりにお粗末である。しかし、昨日みたいな多和田投手は去年の前半に結構あった。7回5失点は褒めれたものではないが、それでも去年は打線が驚異的に打ったのでそれでも勝ちを拾えた。去年最多勝投手という色眼鏡で見ると落胆するが、去年の前半のフラフラした多和田投手だと思えば普通の投球だった。
去年のように打つ打線はそう簡単に維持できない。たとえ東北の某選手の移籍がなかろうとも調子のバイオリズムが崩れて打てなくなる選手が出ることは想定の範囲内だ。一方明らかに平均以下であった投手力の向上は比較的たやすい。オフの課題は明確に投手のテコ入れだった。しかし、現実は菊池投手が抜けた後ろくろく補強しなかった。実績のある外人を取るわけでもなく、FA戦線に参戦することすらなかった。五十嵐投手、寺原投手、金子投手といった年俸の関係でまだ使えそうなのに解雇になった組すら取らない。トレードもしない。
後はドラフトと育成頼みだが、今のところそこから成功した選手本田投手ぐらいである。結局のところ、既存の選手のステップアップに頼ることになり、その筆頭が去年最多勝だった多和田投手だ。しかし、その多和田投手に進歩が見られない。進歩どころか若干退化している感すらある。正直これでは厳しい。他のオプションを持たずに頼みの綱にしてしまった多和田投手があまりに不甲斐ない。厳しい現状を浮き彫りにした試合だった。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
なお、各回ごとのtthgのコメントを速報版にて記事にしております。本記事にまとめきれなかった部分もありますのでよろしければ下記の速報版もご覧ください。
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