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若獅子達の「絶対に勝つんだという」強い決意が重圧に負けてミスを連発したホークスを蹴散らした。(2018年9月15日対ホークス観戦記)

今晩は。3連休の初日に素晴らしい試合を観戦できて心から喜んでいるtthgです。

きっかけは、ホークスのミスだった。千賀投手のワンバン投球が源田選手の振り逃げを呼び、山川選手には死球を献上して満塁。栗山選手のところで暴投して先制。栗山選手のタイムリーの時も柳田選手が突っ込みすぎて1点で終わる所を2点にしていた。下記のとおり、8月20日の記事で「ゲーム差があっても経験値に勝るホークスが追い上げてくるのは怖い」という指摘をした。


なぜ、ホークスが怖かったのかと言えば、経験値に勝るホークスには、ファイターズのように直対でエース上沢投手が崩れて負けという失態が期待できないと考えていたからだ。今日の千賀投手はWBCなどの国際舞台の一発勝負で結果を出しており、本来ここ一番で好調の千賀投手から大量点をとる展開を想像できない。しかし、現実はその千賀投手が自滅に近い大量失点で敗戦の大きな原因となった。ホークスと言えど優勝が手の届く範囲に来てのここ一番の重圧の影響は有り得るのだと痛感した次第である。

とはいえ、ライオンズが全くの敵失で勝ったわけではない。3点を取った直後にはグラシアル選手のホームランで1点返し、5回も今宮選手のタイムリーで1点差まで詰め寄ってきた。しかし、それでもその裏に怪我の痛みに耐えながら出場しているキャプテンのホームランと4番山川選手の1発で突き放した。その後も攻撃の手を緩めず、秋山選手の気合の盗塁が五十嵐投手の暴走を呼んだり、山川選手の40号の大台にのせるホームランなどで加点し、投手陣の不安を拭い去った。

守っては、この試合にノックアウトされた日本球界から去らねばならない可能性を帯びる登板だった郭投手が気迫の投球。球数だけは反省点だったが、短期決戦での柱になれるかもしれないという期待すら持てる内容だった。右打者の外角のスライダーと打者のタイミングを外すチェンジアップが素晴らしく制球も安定していた。6回のピンチは小川投手と平井投手が1点でしのぎ、7回には増田投手が奇跡の復活を予感させるような投球で更に希望を与えてくれた。8回のマーティン投手も完璧だった。最後の野田投手は少し残念だったが、ヒース投手を温存して今日の勝ちは投手陣も評価してよい。

全体を通して感じたのは、ライオンズに「絶対勝つんだ」という覚悟があったことだ。気持ちだけで勝てるほどプロ野球は甘くないが、熱くなりすぎない範囲で強い気持ちというのは勝負の上で大切な要素だ。上手く表現できないが、選手たちが強い気持ちの下に一つになって集中しているように思えた。昨年の終盤戦で結果をだし、CSで悔しい思いをし、覚悟を持って臨んだシーズンの中盤で苦しい時期を乗り越えるという経験の中で培った実力が本物に近づきつつある。そんなことを感じさせられた。

しかし、シーズンはこれで終わったわけではない。ここまでハマった最高の試合をして初戦をものにしたのだから負け越しは勿体ない。今日の勝ちの意味を次につなげるために明日勝ちたい。勝つために必要なことは今日と同じ気持ちで試合に臨むことだけだ。「明日も」絶対勝つぞライオンズ!

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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