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打線の奇跡的な大逆転を辻監督の迷走采配が台無しにした。(2018年9月8日対マリーンズ観戦記)

今晩は。常識ではありえない破壊力と脆さが同居するライオンズに困惑気味のtthgです。

正直にいうとtthgは2回表途中で生観戦を辞めてしまった。あまりにも不甲斐ない十亀投手の投球に落胆しすぎて「後は録画を飛ばし飛ばし見よう」と考え寝不足気味の身体を休めるべくベットで横になってしまった。しかし、そろそろ終わる頃になっても中継が続いている。「これは何かあったな」と思いつつライブ終了まで待って録画を観たらなんと2回裏に追いついていた。冷静に考えると終盤2回で8点差ひっくり返したチームだからあり得ない話ではないが、tthgの中の常識としてそんな奇跡がシーズンで何回も起こることはないと勝手に判断していた。しかし、現実にはそれが起こっていた。

正直同点に追いついたところで「もらった」とtthgは確信したのだが、今度は中継ぎ陣が踏ん張れず再逆転負け。もちろん9点目を取った後打線が沈黙したことは敗因の一つだが、大谷投手以降のマリーンズ投手陣はしっかり投げておりある程度仕方ない面がある。最大の問題は投手陣と辻監督の采配である。一つ目のポイントは5回逆転した後の伊藤投手の続投。二軍で先発していたとはいえ、1軍では長い回を投げていない投手の伊藤投手の3イニング目は不安があった。この時点で同点ならまだ分かるが、逆転したのだからこの1点を大事に行くべきところ続投。この回伊藤投手のストレートは130台を計測し明らかに疲れていた。案の上二死まで行くも四球とヒットでピンチを作ってしまい小川投手にスイッチ。しかし、火消しできず同点。1点を大事に行くなら頭から小川投手だった。

百歩譲って、延長や連戦の疲労を考え投手を節約したかったというなら上記の継投も理解できなくはない。しかし、次の回頭からマーティン投手にスイッチ。確かに同点でどうしても抑えたい場面だったが、前の回節約を選択したのだからぶれずに小川投手跨ぎで行くべきである。ここでマーティン投手を投入するぐらいなら前の回に小川投手を頭から行かせて必勝の構えで継投すべきだった。それから、どうしても同点を死守したいというならマーティン投手でなく平井投手にすべきである。どうも昨日から中継ぎ投手の序列が代わってセットアップは平井投手と野田投手の組み合わせに変更になったようだが、こんなにコロコロ中継ぎの序列をいじるべきではない。ある程度7,8,9における序列を明確にしておかないと投手陣も準備が難しくなる。余程連続して打ち込まれない限り8、9ぐらいは固定すべきで、8回に収まりかけていてマーティン投手を6回から使うのは長期的にリスキーである。

そのマーティン投手が失点した後平井投手を送り込み7回をしのぐいだ後8回も跨ぎ。小川投手を跨がなかった結果ここで連投の平井投手に跨ぎを選択せざる負えなくなる。平井投手は前半戦酷使で壊れかけたように大事に使うべきなのにリスクを負って跨ぎ。その時点で疑問だが、さらに疑問なのが、連続ヒットと木村選手のエラーで無死2,3塁となったところでの野田投手へのスイッチ。野田投手は制球より球威やキレで勝負するタイプなので四球リスクがある。そのためランナーが溜まった場面での登板は不向きであり、頭から行かせるべきなのだが、絶体絶命の場面で登板させた。そして炎上して試合は実質ここで終了だった。

延長を見据えて平井投手跨ぎだったのであればトコトン任せて野田投手だけでも明日3連投にならないように配慮すべきだった。そして、この回の平井投手は球自体が悪かったわけではなく、各中選手のポテンヒットと井上選手の技あり一打にやられたにすぎず、微かだが抑える可能性もあった。野田投手が投げようが0で抑える確率に高くないのだから、続投で抑えたらラッキーで良かった。そして、どうしても1点差キープが重要だというなら頭から野田投手をの方が確率が高かった。

「節約→全力で勝ちに行く→節約→全力で勝ちに行く」と右往左往した采配の結果、打者とファンに絶望感が、投手には疲労だけが残る試合だった。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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