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連夜の逆転勝利。誰かがブレーキでも他がカバーできる打線の厚みこそ今年のライオンズの強さ。(2018年8月29日対イーグルス観戦記)

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今晩は。日本シリーズの日程を確認して土日がセリーグ主催と知りヤクルトと巨人にCSで頑張って欲しいと願うtthgです。(広島遠征は物理的ハードルが高い。)

優勝できるシーズンは今日みたいな逆転勝利がいくつかあってそれがシーズンを大きく左右するものだが、今年のライオンズの逆転劇は多すぎる。奇しくも山川選手がヒーローインタビューで逆転の多さについて聞かれ「もっと早く打てるようがんばります。」と山川言っていたが、この言葉は結構重い。通常優勝できるチームと言うのはある程度投手が抑えて先に点を取って中押し、ダメ押しという安定的に勝てるゲームを多く積み重ねて貯金を作るものだ。逆転劇というのは料理で言えばスパイスであり、決して本体ではない。いくらスパイスが良くても本体がダメなら旨い料理はできないわけで、逆転劇ばかりでは、安定的な成績は収められない。

それが野球の常識だが、今年のチームは常識では図れない爆発力がある。(先に点を取られる不安定な先発投手が多いともいう。)打線が強いと言えばそれまでだが、大きな要因は「主役になれる打者がたくさんいる」という事である。逆転勝ちは一人では難しい。連打が必要だし、「ここぞ」という場面で複数回打ってくれないと逆転には至らない。今日の逆転劇は、中村選手の犠飛、秋山選手のタイムリー、山川選手のサヨナラ打という得点経過をたどっている。打者はいくら強打者でも3割しかヒットは打てない。ヒットしかもタイムリーを連続して打つのは至難の業である。それは昨日、今日絶好調の浅村選手ですら、9回の同点後の打席で凡打していることが一つの証明である。

しかし、それでも浅村選手の凡打で同点どまりで終わりそうなところで、秋山選手が盗塁でチャンスを作り、山川選手の一打でサヨナラ。一人ダメでも次の打者がそれを補える。その関係が打線の中でしっかり構築できていることが大きい。一人だけなら敬遠することもできるし、ここ最近の秋山選手や山川選手のように不調時には抑えることもできる。しかし、彼らが復調するまでの間は別の選手で点を取って勝っているので不調が目立たないし、気持ち的に焦って更にドツボにハマることもない。今年の打線は奇跡の打線と言っても過言でないぐらい素晴らしい。

その打線の力で勝ったことは良いが、最後に少しだけ榎田投手の交代時期について苦言を呈してたい。正直7回の続投は疑問手だ。もともとリリーバーだった榎田投手はスタミナ的に不安があるタイプだ。6回は3凡だったが強い当たりが飛んでおりスタミナ切れの兆候はあった。内田選手と田中選手への失投は全く予想不可能ではなかった。7回は同点に追いつき、7回は絶対0に抑えて味方の攻撃にリズムをつくりたかった。加えて明日は休みなので中継ぎをつぎ込んでも大丈夫な状態。また昨日は野田投手と平井投手を使っておらず、彼らで7-8回をしのいでもマーティン投手やヒース投手で勝ち得る。これだけ条件がそろっているのだから、8回にビハインドになってから野田投手を使うぐらいなら、7回から使うべきである。百歩譲って中継ぎの負担軽減を考えたというなら、ビハインドになったのだから8回を大将投手あたりで行き徹底的に中継ぎ軽減負担に徹するべきである。結果的には勝ったから全てが帳消しになったが、疑問の残る継投だった。

それでも勝ったことは大きい。ホークスもマリーンズ相手に苦戦していたようだし、この差を暫くキープすれば崩れていく可能性もある。とりあえず目の前の敵に勝利しホークスに重圧をかけ続けて欲しいと思う。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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