この勝利は大きい。しかし、昨日の試合を予測できなかった自分を反省したい。(2018年8月2日対ホークス観戦記)
おはようございます。予想が外れてライオンズが勝ち越す事態に少し困惑気味のtthgです。
天敵石川投手先発の昨日の試合はあまり有利だとは思えなかった。初戦を取っているし、最悪負けてもまだ可能性が残るかなぐらいの思いで観戦していたら、石川投手は2回KO。コントロールが多少微妙だったとは言え、あれだけ苦手にしてきたカーブを滅多打ちにするなどtthgには予測できなかった。2回の攻撃で一つの大きなポイントは二死からの斉藤選手がヒット。あのヒットで途切れかけた打線がまた息を吹き返しあとは連打でKOまでもっていった。今の投手陣では序盤の3-4点差はリードの内に入らないので一気にKOまで行けたことが大きかった。
今年の石川投手相手にトコトン打てず、手も足もでないライオンズが、石川投手を2回KOとは驚きである。一昨日の試合の前に「明日は石川投手だから今日勝ちに行くべき」などと言っていた自分が恥ずかしくなる。所詮は素人の星勘定など無力であり、何年ファンをやっていても野球を完全に理解し予測するなど不可能だと痛感した次第である。もっとも、プロの解説者も来季の順位予想を外しまくるわけだから、プロも予測不可能なのであり、そこが野球の面白さでもあるわけだが。
ところで、完全に予測不可能だったのか。後から振り返ると全く予測不可能だったかというとそうでもない。統計的な数字は持ち合わせていないが、長い間野球を観ていると、首位を追いかけるチームが「この試合は落とせない」という状況でエースをつぎ込んでも、返り討ちに合うという場面は結構ある。つぎ込んだエースがかなり支配的な投手でも案外あっさりKOされることもある。推測するに「この試合は落とせないという状況で普段どおりの力をだすこと」が難しいのではないか。人間「ミスをしてはいけない」と思えば思う程ミスをするのは野球に限らず真理である。そう考えると、「3連勝したい、どんなに悪くても2勝1敗」の3連戦で、すでに1つ負けてマウンドに上がる石川投手の重圧たるや相当なものだっただろう。それが敗因のすべてとは言わないが、石川投手の微妙なコントロールの乱れには多少なりとも影響があったはずだ。今後は個々の能力や相性以外にもその試合を迎えるまでのお互いのチームの状況も予想ファクターとして考慮する必要がありそうだ。
シーズン全体を考えると昨日の大勝の意味は大きい。天敵石川投手への苦手意識払拭のきっかけになるし、次回以降の登板時も精神的にかなり楽になれる。気の早い話だが、CS第一ステージでホークスと相まみえても苦手の一角を崩したことで若干勝率は上がったはずだ。ホークスとの差も9.5まで広がり、流石に当面はホークスもある程度3位確保を優先した戦い方になるだろう。(ライオンズ相手に多少無理して天敵を当ててくるなどの作戦は控える可能性が高い。)もちろん、直対前にライオンズが大型連敗して5ゲームとかに差が詰まっていれば別だが、次の直対までにそこまで詰められないようにすることは有る程度可能だろう。
さて、今日からは首位攻防戦。上沢投手やマルティネス投手も強敵だが、昨日のように打線が奮起できれば勝機はある。彼らとて、石川投手のように重圧をうけての登板だ。いままで通りの投球ができるとは限らない。諦めずに粘り強く難敵に立ち向かってほしい。フォーム修正で上昇の兆しを見せた菊池投手には完璧な投球を期待したい。
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