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昨日の試合のMVPは2勝分の価値のある勝利をチームにもたらした佐野投手。(2018年7月9日対マリーンズ観戦記)

おはようございます。中継ぎ陣の活躍に心が躍るtthgです。

昨日の試合はライオンズにとって負けを覚悟した試合であり、マリーンズにとって勝たなくてはいけない試合だった。2回で5点差がついたわけだからマリーンズが絶対的有利の条件であり、その時点でマリーンズにとって「落としてはいけない試合」になった。特に首位ライオンズ相手の試合であり、「最も落としてはいけない試合」だった。しかし、それをライオンズがひっくり返した。マリーンズにとっては昨日の試合を勝ちと仮定した場合に比べてライオンズとの差が2ゲーム差が広がったことになる。そう考えた時昨日の勝利は実質2勝分の価値がある。

この価値ある勝利の大きな要因は2番手の佐野投手が内容はともかく0で抑えたことだ。本ブログで何回となく指摘してきたことだが、ビハインドの展開で中継ぎが我慢することが、負けを勝ちに変えるためには重要である。そして、実際に負けを勝ちに変えた時のリターンは極めて大きい。だから、昨日の試合のtthg的MVPは佐野投手なのである。


佐野投手のライオンズ中継ぎ陣における序列は決して高いものではない。順番をつけるとしたら、6-7番手だろう。しかし、その投手が毎回でなくても昨日のように相手の流れを止め、苦しい展開を勝ちに変えることチームにとって大きい。毎回毎回先発が抑えらえれるわけではないし、打線だって先に点を取れるわけでもない。厳しい展開になったところから盛り返して勝てるチームこそ本当に強いチームなのである。本当に強いチームになっていくためには、佐野投手のような立場の投手がどれだけ抑えられるかが重要である。一見日の当たらない仕事である敗戦処理的ロングリリーバーだが、実はその役割は極めて重い。(もちろん、先発、セットアップ、クローザーがそれなりに機能し、打線がある程度点が取れるという前提の話だが。)

今のライオンズ中継ぎ陣はセットアップやクローザーすら確立していないから、ロングリリーバーの価値を論じている状況ではない。だが、逆を言えばロングリリーバーの投手にとって結果を残せばセットアップ等の重要な役割にステップアップできるチャンスでもある。佐野投手や松本投手など比較的下位の序列に位置づけられる投手は、どんな状況でもモチベーション高く投げて欲しい。負けを勝ちに変え得る投球をすればチームに大きく貢献できるうえ、通常はありえない自分のプロキャリアを根本的に変え得るチャンスがあるのだから。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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