プロ野球選手の年俸は単なる個人情報とは違う。

今晩は。出張帰りのtthgです。

マリーンズの中村奨吾選手の契約更改の会見で選手会で「公表の是非について議論するので」非公表としたいという発言があったとの事。

本件はそもそも変なのはそもそも選手年俸は「公表」ではなく「推定」では?という疑問である。tthg的には選手の口から具体的な数字を言うのではなく、記者の質問になんとなく答えて記者の阿吽の呼吸で推定していくのが一般的であると記憶しているが、最近は馬鹿正直に答えているのが一般的なのだろうか。



現時点で選手会がどこまで考えているのか分からないが、選手の個人情報だからと言って完全に情報をシャットアウトするつもりならそれはやり過ぎである。プロ野球の場合過度な戦力の一局集中は興行の魅力を削ぐので望ましくない。それはチームスポーツはほぼ共通した画題であり、それを回避するためには、選手のサラリーについて規制を必要とする場合がある。

サラリーの規制が必要か不要かという議論は、NPBだけでなくプロ野球に課金しているファンも含めて行うべきであり、その基礎資料となる数字はオープンにすべきである。そうでないと密室で一部の球団のゴリ押しで決められる恐れがある。オープンにすればファンの目があるので一部の球団の暴走に対する抑止力になる。

一つの考え方として選手個別年俸てはなく、総年俸の公開するという手はあるが、サラリーキャップなどを導入するには年俸平均だけでなく中央値などを参考にして適切な年俸水準を決めて行く必要もある。FAが加熱して一部の選手の年俸により総年俸水準が引き上がっている状況ではそうした例外値を除いて平均値や中央値を試算する事が適正年俸水準の議論の上では必要になる。

どうしても選手会が個別年俸の非開示をやりたいというならある程度のレンジを持たせて1,000〜2,000万の間ぐらいの数字は外に出すべきである。プロ野球の年俸は単なる個人情報ではなく、業界の持続可能性を探るための資料なので、公開・非公開の議論は慎重になすべきだ。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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