プロ野球におけるスカウトの地位は低すぎるのではないだろうか?

今晩は、スカウトに興味シンシンのtthgです。

昔、競馬評論家の亀谷敬正氏が何かの番組で競馬場で競馬を見た後でモニターでレースを見るというシュチュエーションで「競馬は競馬場ではなくモニターで見るのが良い」的な事を語っていた。理由はいつも同じ視点で見ていないと競争馬の能力を公平に判定できないという事らしい。じつはこれ野球のスカウトがドラフト候補を見極める上で重要な視点なのではないだろうか。ドラフト候補はいつも同じ球場で試合をしているわけではない。また、いつもテレビ中継があるわけではない。それ故にある時は現場で、ある時は映像で選手を見るわけだが、その視点は一定しない。現場でもどこに席が確保できるわけではない。現場ではネット裏が1番見やすい位置になる可能性が高いが、審判と捕手が影になるので投手の投げる球のコースや高さの把握はアバウトになる。固定カメラのバックスクリーンからの映像が常にあるプロ野球とはだいぶ環境が変わる。



例えば、春と秋に定期的にリーグ戦が神宮である東都と六大学あたりなら似たような条件でそれなりのサンプル数で比較可能だろうが、甲子園予選ですら会場が、バラバラな高校野球ともなると同条件の公式戦を探すのは困難である。それとも、甲子園の強豪ともなると自前のグラウンドがあるのでそのグラウンドで行われる練習試合とかなら比較可能なのだろうか?ただ、練習試合だと相手のレベルにもバラつきが出る。やはり映像がいつも固定カメラであり、かつUZRなどとつけいてきなの補足的な検証材料まであるプロ野球野球に比べて情報の質は相対的に下がる。

1番問題なのは公式戦のあるリーグ以外に所属する選手との比較である。当該リーグで抜群の成績を収めていようとも、打高投低のリーグの打者と投高打低のリーグのリーグの打者では評価は異なるべきだが、その比較は簡単ではない。数字的な比較はあまり意味をなさないので、双方のリーグを一定程度見て双方の差を体感として測った行くしかないと想像するが、かなり困難に作業なのは容易に想像がつく。

更に、社会人、独立リーグ、高校野球、大学などそもそもの所属するカテゴリーが異なる場合は、追加的にカテゴリー間の基礎的実力差や当該年度レベル、更には成長見込みという補正をかけて判断する必要があるので厄介だ。正直これらの要素を全て的確に判断するのは相当勉強しながら経験を積みトライアンドエラーを繰り返さないと一人前になるは難しい筈だ。

そう考えると、野球におけるスカウトの地位というのは不当に低いのでは?という疑問が湧く。これだけの情報を的確に処理する能力者は稀にしかいないなら、その者はもっと高く評価されるべきである。育成を含めスカウトで他球団を出し抜けるなら大きなアドバンテージになる。選手の現役年数は限られるが一旦名白楽が育てば20年数単位で安定的に主力をドラフトで補強できる。ライオンズのように相対的に金のない球団はスカウトの在り方を見直してみるべきではないだろうか。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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