クオリティスタートへの疑問(8/18対ファイターズ)
ライオンズ:0
イーグルス4
お品書き
・クオリティスタートへの疑問
・小石の起用は疑問
・投手大谷は抑えで起用すべき
・クオリティスタートへの疑問
昨日の野上は6回3失点だった。最近流行りの言葉で言えば、クリティースタートである。最近の流行からすれば、野上は頑張った。昨日は打線の責任ということになるのだろう。確かに、昨日は打線が打てなさ過ぎた(メンドーサが良かった)ことが敗因である。また、野上の実力からすれば、十分働いたとは思う。
しかし、昨日の投球を「仕方ない」とは思えても、「良かった」とは思わない。優勝争いしている終盤で、打線が打てない中3失点は「良かった」とは言えない。特に、不調の中田から打たれたホームランは全く言い訳ができない。岡田は内角に構えたが真ん中やや外寄りの高めという「ホームラン打ってください」というボールを打たれたのだから。あそこは、ぶつけても良いから内角にいくなら、ボール球を投げなくてはいけない場面だった。
クオリティスタートという概念は、運に作用される勝敗の概念にとらわれず、投手の能力を図るために使える指標だが、勝敗は運だけではない。今日のような試合を0で乗り切ってチームを勝たせたり、もっと接戦に持ち込むことのできる投手と、野上のように敗戦濃厚の状況でマウンドを降りる投手では全く価値が違う。クオリティースタートの回数で言えば、両者は同等の評価をされてしまうのである。クオリティスタートでは測れない投手の実力があるということを認識し、アナログで評価することも必要である。
・小石の起用は疑問
8回の裏はなぜ小石だったのか。確かに3点差で厳しい場面だが、今のライオンズの実力からすれば、まだあきらめる展開ではない。特に、ピンチになってから平井を投げさせるくらいなら、頭から平井ではないのか。仮に、平井が抑えていれば、おそらく9回は白村ではなく、増井だっただろう。今のライオンズ打線相手に一回投げるのは、大きなプレッシャーであり、ただのセーブ機会一回の疲労ではない。増井に昨日1回投げされば、今日の試合へ疲労の蓄積というダメージを残せる。それだけでも平井に投げさせる意味があったのではないか。
・投手大谷は抑えで起用すべき
今年は投手としては投げていないので、あまり話題にならないが、二刀流については色々意見がある。わたしは常々、大谷の二刀流は勿体ない使い方をしていると思っている。昨日の試合を見ても、もはや大谷はファイターズ1の打者である。不調とはいえ後続に中田がいる状況で、敬遠気味に歩かされる打者なのである。その打者大谷が、エース大谷が投げる試合でいないというのは、かなり痛い。ライオンズで言えば、菊池の試合で、秋山、浅村が両方いないような状況である。これではいかにエース大谷が投げても勝つ確率が低くなる。私が思うに、大谷は打者としてはDHで出場させと投手としては抑えに起用すべきではないか。打者として出場しても、一回限定でその後打席に立たない状況なら投げさせても、対応可能なのではないか。
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