今晩は。齊藤大将投手の来季が気になるtthgです。
先日西日本スポーツの下記の記事において気になることが書かれていた。それは齊藤大将投手が契約更改後のインタビューにおいて、「1、2年目は感覚がおかしくて、投げた感覚がなかった」と語ったという部分である。原因は左肘の違和感でこれが21年のトミージョンにつながったという。
西武から戦力外通告を受けていた育成の斉藤大将投手(28)が23日、埼玉県所沢市の球団事務所で育成選手契約を再び結んだ。年俸は30万円減の470万円。2018年に明大からドラフト1位で入団した左腕は「と... 年俸1600万が5年で3分の1以下…それでも西武元ドラ1の7年目左腕がようやく抱いた希... - 「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO! |
これまでtthgは齊藤投手については「外れのドラフト1位」という印象しかなかったが、初年度から肘が痛かったのなら随分と話は変わってくる。確かに齊藤投手は目立った成績は残せていないが、2018年の7月20日に一軍デビューして8月25日までの一か月間、中継ぎとして12試合11回1/3を投げて防御率は2.38だった。その後4試合で11失点して最終防御率が7.02となったが、まるで一軍で通用しなかったわけではない。(齊藤投手の2018年の成績は下記のサイトを参照)
それが怪我の影響を受けながらのパフォーマンスであるとすれば回復次第では来季期待できるかもしれない。そこで今回はパリーグTVで齊藤投手2018年の全一軍登板及び今年の8月以降の二軍戦登板映像(二軍戦についてパリーグTVで映像が見られる範囲で)を比較して来季の齊藤投手にどれだけの期待ができるのか検証することにした。
結論から言うと現状で2018年の一軍登板時よりは確実に良くなっている。具体には以下の点が現状の方が良い。
・球速の安定度
・全般的な制球力
・登板毎の内容にバラツキがなくなったこと
まず、球速の安定度だが、2018年の時は球速が140半ばまで出る時と130後半から出ても140という登板があり差が激しかった。しかし2023年は140-3で安定していた。2018年の球速のバラツキは今思えば肘の状態次第だったのだろう。これだけでも改善の傾向が見受けられる。次に制球力だが、2018年は明らかに抜けたボールがストライクゾーンの外に散見されたが、2023年は少なくともベース番の上には来ていた。結果として、2023年は登板して見ないと内容が分からない2018年とは内容の安定度が全然ちがっていた。
これらの事は結果にも表れていて、2018年の一軍における与四死球率は7.56だったのに対し、2023年の二軍では2.91である。2018年は二軍でも4.89だったことを踏まえば結果も出ている。奪三振率も2018年一軍5.40が2023年二軍で8.72である。2018年の二軍は7.25でありこちらも改善している。2023年二軍の防御率2.70は若干心もとないが、自責点13点のうち5点が5月5日までの一月ちょっとの間に集中しており、5月半ば以降は安定度が大きく変わっている。(成績については以下のサイトを参照されたい。)
齊藤大将のプロフィール・年度別成績・出場成績結果速報・掲示板・ドラフト・ニュース&コラム 齊藤大将 | 埼玉西武ライオンズ | 選手 | 週刊ベースボールONLINE - 週刊ベースボールONLINE |
齊藤大将のプロフィール・年度別成績・出場成績結果速報・掲示板・ドラフト・ニュース&コラム 齊藤大将 | 埼玉西武ライオンズ | 選手 | 週刊ベースボールONLINE - 週刊ベースボールONLINE |
二軍 成績詳細(出場選手成績) | 埼玉西武ライオンズ - 埼玉西武ライオンズ |
二軍 成績詳細(出場選手成績) | 埼玉西武ライオンズ - 埼玉西武ライオンズ |
これらの事を踏まえると齊藤投手の来季については一定の期待は持てるところである。ただし、本当に一軍で活躍するためには今オフでもう一段レベルを上げる必要はある。球速が戻ってきたとは言え、1回限定でMax145常時140前半ぐらいでは今の一軍では遅い方である。サイドスローでも平井投手がMax140後半常時140半ばぐらいであることを考えると左右差があるとしても微妙である。できればもう少し球速が欲しい。もしくは今投げているシンカーないしチェンジアップのような落ちる球を磨いて常時空振りの取れるウイニングショットにする事が必要である。この球で三振を狙えたら奪三振率ももう少し上を目指せるので中継ぎとしては大きい。最終的には、ストレートが常時140半ばを常時投げて落ちる球で空振りを奪えるようになって欲しい。そうなれば勝ちパターンも見えてくる。
追伸1:tthgの齊藤投手に対する過去の評価について
下記の記事で齊藤投手のドラフト指名について「やらかしドラフト」と書いたが、来季結果が出た時には謝罪の上撤回したい。
追伸2:ライオンズの怪我についての管理について
過去の映像を見返したところ2018年7月25日の中継で齊藤投手について「二軍では身体が強く連投にも耐えうるタイプ」と評価されているとのコメントが紹介されているが、当時から怪我持ちということで当時の球団のリスク管理の程が露呈している。(なお、当時の投手の怪我に対する球団のリスク管理体制の不備は以下の記事を参照されたい。)
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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