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2023年10月28日 / 最終更新日時 : 2023年10月28日 tthg 観戦記

エースの出来が大きく試合を分けた5回の攻防(SMBC日本シリーズ2023第一戦)

この記事はプロモーションが含まれています。

今晩は。ライオンズがいない日本シリーズは冷静に観戦できるtthgです。

今日はじっくり日本シリーズを観ることができたのでその感想を。大きく試合を分けたのは5回の攻防だったが、伏線は4回からあった。4回表無死から近本選手が内野安打で出塁。ここで岡田監督はバントせず中野選手に打たしてファースト中川選手のファンブルで無死一、二塁。更に森下選手に打たして併殺で続く大山選手も倒れて結果は無得点。しかし、ここで中野選手と森下選手にバントを選択しなかった岡田監督の采配は良かった。山本投手相手では連打を望みにくいのでとりあえず得点圏という発想になりがちな場面だと思うが、正直一死二塁からヒットも決して容易いことではない。また、新人でシーズン犠打0の森下選手に普段と違うバントをやらせるのも失敗のリスクが高い。どうせどこかでリスクを負うなら成功した時に犠飛や併殺崩れなどでヒットでなく点が取れる一死三塁以上を目指して強攻という選択は十分理にかなっている。



この4回表の作戦選択における思考は5回表にも引き継がれる。無死で出た佐藤選手がノーマークを逆手に取って盗塁。多少リスクを負っても一死三塁以上を目指して積極的に仕掛ける。これが功を奏して渡邉選手のポテンヒットで先制。犠牲フライでも良しの場面でフライを打ってのポテンヒットは一死三塁を作ったことの効果を感じる。

ただ、問題は坂本選手のところで一死からバントして失敗。この回先制されてバタバタしている山本投手相手にアウトを献上する作戦はあまり良いと言えない。しかも失敗。ここで近本選手が抑えられたら流れが変わるところだったが、近本選手が二点タイムリーで帳消し。山本投手は絶対抑える必要のあるところでエースの働きができなかった。一方裏を返せば近本選手の存在感が凄い。ここで打てる選手だからこそ、岡田監督が二死にしても二、三塁で近本選手に回したかったのだろう。そう考えるとこの作戦にも一理ある。

一方で、その裏のバファローズの攻撃。先頭森選手がツーベースで出て村上投手に圧をかける。4点差あるものの初の日本シリーズの村上投手だけに、ここでたたみかけられればシーズンとは違う精神状態による疲労に付け込んで試合を立て直し得る場面だった。だが、ここで村上投手が踏ん張る。経験値や実績は山本投手が圧倒しているが、今日の試合におけるエースは紛れもなく村上投手だった。

試合は5回の攻防でほぼ決まったが、次戦以降のポイントをいくつか。まず山本投手の出来。CSの時から微妙にコントロールが悪く、ストレートに力を感じない。フォークも見極められたり当てられたりするのは、ストレートの力がないからに見える。次戦があるとすれば勝負のかかった6-7戦だが、ここで「山本投手で負けたら仕方ない」と腹を括る事を躊躇してしまう内容である。短期決戦は時にエースでも不調なら他の選択をすることも必要である。仮にもつれた時には再度山本投手を信頼するのかという点は注目したい。

もう一つは一番打者の出来。一番がリードオフマン兼ポイントゲッターになれる打線は強い。下位打線で一死三塁以上はなかなかできないので一番で点を取るとするとヒットが必要になる。今日の試合では近本選手がその役割を果たしたが、バファローズの池田選手はそもそもヒットすら打てなかった。CSではバファローズは中川選手を一番に据えたが杉本選手の怪我もあって三番だった。けが明けの頓宮選手が守れるのか微妙ということを踏まえると甲子園で一番中川選手は更に難しくなる。とりあえず中軸優先というラインナップで戦うとなると下位からチャンスでの得点力は期待できないため、随分とバファローズはハンデを負うことになる。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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