最後のゴーの判断について語らなくてはならない。(2021年6月11日対ドラゴンズ観戦記)
今晩は。現地帰りのtthgです。
戦術の良し悪しはリスクとリターンのバランスをどう見るかという事に集約される。この見積もりは究極的には各人の感覚で判断するしかない。数字はベースの資料としてあるもののそれだけで決まる事もない。だからファンは「あーでもない、こーでもない」というのだ。ただし、ある程度「より確からしい」という範囲で優劣はある。今日の黒田コーチのゴーの判断は流石に劣の方である。まず失敗した時のリスクが1番大きい。なんせ後一つで負けなのだから、この試合の中で取り返す事ができない。これは「負けてもこのプレーをここでする事により後の試合で何かを得られる」という事がない限り失敗した時のリターンは何もないという事だ。ここでゴーするのにそう言ったリターンはない。そういう意味で1番リスクに敏感になるべき局面だった。
そこで、セオリーとは違う作戦を選択した。いわば奇襲である。奇襲そのものが悪いわけではない。しかし、奇襲は普通は成功しないから奇襲なのである。つまり一般的にリスク高の選択したのである。ならば一般的には成功しないが、今日に限っては限りなく成功確率が高いという根拠を示さなければいけない。結果ホームが楽々アウトではその説明は難しい。
仮に同点からサヨナラで失敗してます最悪引き分けられるとか、つぎの打者が絶不調とかならまだ分かるが、現実は一点負けてて次は絶好調の森選手。更にいうと、怪我で守備練習にも出てこない手負いの中村選手が出てきただけで球場の空気は変わっていたのである。その中村選手が打ったのだ。次の森選手の打席のライオンズファンの醸し出す空気感はすざましいモノであった事は間違いない。それに加えて「交流戦のライオンズの最終回は何が起こるか分からん」という圧もある。そうした数字では見えないものもライオンズに大きく味方する局面だった。それなのにホーム楽々アウトではこれを肯定する理屈はtthgには見つけられない。
ただし、今日の敗因は守乱と高橋投手の乱調である。どにかく守乱目に余った。途中で「金返せ」とツイートしたくなったぐらいだ。また、高橋投手の二戦連続のKOは今日の試合のみならず今後の試合にも不安の残る部分である。
一方で、打線の方は良く粘った。8回の追い上げや、土壇場で出てきた中村選手のヒットには心を打たれた。負けたので満足とは言わないが、カネを払って見に行った価値はあった。山川選手に復調の兆しが見えたのは大きい。良くも悪くも彼は中軸なので。(個人的に好きという側面もあるけと。)また、佐野投手、佐々木投手、水上投手の好投は明るい材料だ。特に佐々木投手と水上投手はチームに新たな活力を与えてくれる可能性かある。昨日の渡邉投手と共に期待したい。
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現地でした。やはり最後のとこです。観戦記更新しました。#埼玉西武ライオンズ#seibulions https://t.co/MMYd96OUst
— tthg1994 (@tthg1994) June 11, 2021
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