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福岡の初戦を勝ったことは大きい。しかし、内容は紙一重。(2021年4月2日対ホークス観戦記)

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今晩は。複雑な気分のtthgです。

福岡で勝った。先日に北海道の試合ではかなり厳しい事を書いたし、これで福岡なんぞ行ったらボロボロになって3つ負けるのかと思っていたがそうでもなかった。立ち上がりは高橋投手のほうが不安でどうなるかと思っていたら3回に打線が、つながり中村選手のホームランで一気に流れを引き込んだ。中村選手のホームランまででグリーンヒットは金子選手の一本のみであり、石川投手が突然崩れたというより、ライオンズが食らい付いて行って中村選手の一振りで試合展開を大きく変えた。こういう戦い方をできればまだまだ勝負になる。そういう思いを抱かせる攻撃だった。


ただ、一方で点差程の差がなかった事も事実である。5回の呉選手のタイムリーは野手の間に落ちただけのラッキーヒットだったし、6回の高橋投手の投球は危なっかしいものだった。特に柳田選手のセンターフライは、柳田選手が好調だったらフェスオーバーだったのではないだろうか。5回の2点の加点がなく柳田選手にスリーランを食らっていたら1点差である。そうなれば今日もイマイチピリッとしなかった増田投手では不安である。

最近のホークスはCSの頃になるとこれを実現してくるチームに変貌を遂げる事が多い。今日などは早々にベンチの選手を出したり、栗原選手を捕手で使ってみたりと「今勝てなくても良いんです。CSで絶好調ならどうせ日本シリーズ行けるんだから」という思考が見え隠れする起用すらしていた。正直ちょっと舐められている感すらある。だが、ライオンズは中継ぎの過重労働でガス欠というのが既定路線であり、彼等に舐められても仕方ないのが現状だ。

そう意味では決して手放しで喜べる勝ちではない。今年はなんだかんだ言って三年ぶりに好発進したわけだが、このチームの目標は優勝だけではなくその先である。そういう意味では先を見据えていて終盤に強くなるホークスに勝てるかどうかは大きい。今日の試合の結果だけ見て浮かれるのではなく「これからどうやってチーム力を上げるのか」という事をより一層考えるべきである。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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