人的補償に選ばれる事はチャンス。
今日は。FA問題を考えるtthgです。
元巨人の寺内氏がFAの人的補償についてTwitterで下記のようにツイートして批判されている。
人的補償は、たった1、2年ならドラフトした意味がなくなってしまう可能性があるし、プロテクトは球団も本人も心を痛める。
更にファンからのバッシングにも繋がっても良くはないことだと思う。#寺内崇幸 #FA制度 #改正 #プロテクト #人的補償— 寺内崇幸 (@00takatera) December 18, 2020
tthg的に色々思うところはあるがすごく疑問なのは「プロテクトは球団も本人も心を痛める。」という部分。球団はFAで獲得しながら補償で心を痛めるというのは筋違いである。心が痛むなら獲得しなければ良いだけの話だ。更に本質的に疑問なのは選手が心が痛むという所だ。選手が痛むケースというのは、本人がプロテクト漏れしたという事実が分かるのは悪いことなのか。むしろ球団の本音が分かって良かったというべきではないのか。そして現状はプロテクトリストは公開されないのでプロテクト漏れしたと分かるのは人的補償として相手球団から指名された時に限られる。プロテクト漏れしても相手球団から指名されるのは選手本人に取って見ればプラスである。
プロテクト漏れしたという事は所属球団からの評価は低い。基本的2軍でもチャンスは少なくなる。実力があってもそれが発揮できない可能性は高くなる。解雇リスクも高い。それなのに人的補償でとって貰えたらこれほどありがたい事はない。人的補償の場合にには相手球団は一軍の主力級の代わりに取るわけだから本気で戦力として考えている。元の所属球団よりはチャンスが与えられる。少なくとも期待してくれる球団に行くのだから純粋に野球だけの事を考えたらプラスである。
ファンがその選手をプロテクトしなかったという事実に憤るとか、或いは所属球団から見捨てられたと見るとかそういう問題はある。日本に置いて移籍の印象は良くない。だが、プロテクト漏れした選手はそんな印象云々の前にプロとして生きて行く方が先である。プロとして生きていくためには人的補償された方が確率は高い。なぜならチャンスが与えられる可能性が高いからだ。
プロとして生き残っていくか否かというギリギリの状況にありながら、「プロテクト漏れした」という事へ周りの目が気になるとか言ってる場合ではない。自分に取っては最大のチャンスなのだ。人的補償は「補償」と言いつつ全く釣り合いの取れていない事は大いに問題だ。しかし、プロテクトゆえに埋もれていた選手に光が当たる可能性を上げるという機能もある。そしてプロテクトされた選手自身はチャンスを貰った事を喜んで頑張れば良い。寺内氏指摘きしている「(選手)本人も心を痛める」のは事実なのかもしれないが、心を痛めるべき事ではない。また、外野がその事を制度改正の理由にするのはおかしい。制度改正を議論するなら「補償が機能していない事」が問題視されるべきである。
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