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手放しでは喜べないが、今後に希望の持てる開幕戦。(2020年開幕戦観戦記)

今晩は。甘口のtthgです。

今日は試合内容の前にプリンスホテルの観戦プランについて。感想としてはzoomはMCの音声を副音声的に聞くのとサイン入りグッズの抽選以外の用途はあまりない。観戦者の音声はミュートなので応援歌みんなで歌うとか打った時の歓声を共有するとかはない。せめて音声入れて応援団をリモートで入れてトランペット吹いて欲しい。ただ、この宿泊プラン自体は今後使えそうな気はする。宿泊料理つけた上、OBの生解説と解説者との野球談義二次会をつけたりしたら結構な価格を出しても来る人はくる。平日東京で仕事してる人にとっては二次会後部屋でバタンキューして次の日プリンスホテルの朝食食べて出勤という贅沢をするなら価値は高い。今回はあるいは特殊な状況である意味一生に一度しかないような観戦だったのでそれも一つの思い出としてしまっておきたい。


さて試合の方だが、手放しで喜べる勝利ではない事は確かである。ニール投手は抑えたが昨年の絶好調時の制球はなく3ボールになる事が多かった。最後はかなりアップアップで中田選手が打ち損じてくれなかったら?だった。後ろの三人はそれぞれ不安は拭えない。平井投手は制球が甘く、ギャレット投手は決め球になる変化球がない。増田投手は球速不足にど真ん中が散見された。打者の方は4回に有原投手を攻略しきれなかった事は大いに反省して欲しい。

しかし、それでも光るものもあった。ニール投手は悪いなりに抑えてしかも0だった。エースは悪いなりに抑えられる能力が極めて重要である。悪い時は全くのダメでは星勘定ができない上中継ぎの疲弊につながる。悪くても6回をクリアした事は今後につながる。ただし、これが彼の今シーズンMAXだった場合には話が変わってくるのでそこは要観察である。

tthg的に最も評価したいのは4回の攻撃。ライオンズは強力打線と言いつつ良い投手に当たるとトコトンだめというパターンが多かった。3回まで完璧に近かった有原投手から点を取った事は大きい。確かに取り方はあまり褒められたものではない事は確かだ。しかし、この3点はライオンズの底力で取った貴重な3点だとtthgは考えている。

まず好調有原投手から甘い球とは言え確実連打した事が大きい。そして、森選手の四球は有原投手が昨年度首位打者の威圧感に負けた面は否めない。山川選手の内野安打は飛んだ所が良かっただけでなく強打者山川選手スイングはサードの野村選手の一歩目の反応スピードに少なからず影響があった。外崎選手の死球は本人が上手く当たってアピールも上手だった。そして有原投手が追い込んでからあそこに投げてしまった事だって強力打線の中核に座る外崎選手の怖さゆえという面もある。そうやって繋いだからアウトカウントに余裕があって栗山選手の併殺崩れで点が入った。

勿論ここで1発大きいホームランで派手に勝つ事は理想である。また、そういう試合もないと優勝はできない。しかし、その先のポストシーズン勝敗を分けるのは今日の4回のような細かい点の取り方である。ポストシーズンで当たる投手のレベルは高くそう簡単に連打では点が取れない。その時にヒットが少なくても点を取る攻撃である。そういう観点からすると、辻政権になってからのライオンズが積み重ねてきた「強力打線のイメージ」は大きな武器である。人間誰しも先入観に大きく左右される。相手が「ライオンズの打線は怖い」と思えば思うほどミスの確率は高くなる。

なんの実績もない2017シーズンから3年に渡り築いてきた「強力打線の歴史」はライオンズがバカスカヒットが出ない時にも点を取る武器に昇華したのかもしれない。あれだけ好調だった有原投手から3点をもぎ取った攻撃はその可能性を感じさせるものだった。スパンジー選手が秋山選手の穴を埋めてくれた上で中村選手や栗山選手が力を維持するという条件はつくものの、その上に打てない時にも点を取れる力が加われば面白いシーズンになるかもしれない。

正直ちょっと甘い採点という気もするが、開幕戦勝利の後なので願望込みで今後に期待したい。

各回のtthgの感想を下記の速報版にまとめておりますのでそちらもご覧ください。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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