今晩は。野球振興に興味満載のtthgです。
ライオンズがこのままの体制で覇権を握る未来を描けるという人はおそらく少数派だろう。少し野球界の事情を知れば流出超過で資金力のある球団にはなかなか勝てない。だから知恵を絞る必要があるわけだが、最近tthgの中では「野球そのものを振興する事」を絡めて経営体制を見直すべきでは?という事を考えている。
野球は金のかかるスポーツでサッカーに比べて貧しい国には浸透しにくい。日本は「最も成功した社会主義」と言われる国で国民が皆一定の所得がある。少なくともバブル崩壊前まではそうだった。野球が国民的スポーツとして発展できた一因には平均的に高い所得というファクターは見逃せない。しかし、日本も格差社会になりつつあり、家庭を守ることで精一杯という層も増えてきた。これまで通りのやり方で、野球人口を確保するのは簡単ではない。
また、高校野球のスポ根的な過酷な練習などの昭和的イメージは令和の時代に馴染まない面があるが、高校野球を経由しないプロへの道は随分と狭い。これらの事を考えた時、プロが関わるべきはドラフト後だけで良いのか?という疑問がある。そもそもプロ野球界の狭い範囲のパイの取り合いにではなく、野球界の裾野時代を広げる活動をプロとして真剣に考えなくてはいけない。そして、裾野を広げた先に、他球団がまったく手を付けていないだからの山が転がっているように思う。
その上でtthgがざっと考えたライオンズが取り組むべき野球振興はざっと以下の通りである。
・小中学生を相手に土日の午前中に近隣の野球場やグラウンドを借りて野球教室をやる。メニューは土曜が野球の基本動作の指導で日曜が試合とする。(なんやかんや言っても試合が1番楽しいやで毎週試合ができるようにする。)
・野球教室では兎に角楽しく身体を動かすことがメインに据えて野球に興味を持ってもらう。
・その中でもっと上手くなりたいというものには個別に平日に一人でできる体力トレーニングメニューを作ってやってもらう。
・野球用具は全てライオンズで用意する。ユニはライオンズ公式の物を使い、それで野球をする
・指導者はライオンズでOBを使う。ただし、現場に行く前に自分達がやってきたスポ根を強制しないよう強く戒め、パワハラ発覚は即クビを条件とする。
・土日の午後は近くにライオンズの公式戦のパブリックビューイング会場を用意して指導者が解説を務める。野球教室参加者とその親は無料で一般参加は500円ぐらい参加費を取る。参加費はその後の野球振興活動に使う。
・運営費用は楽しいスポーツ振興に積極的な企業に寄付を募る。また、行政にも働きかけて子供に身体を動かす習慣を付けるためのイベントと認識してもらい補助金をもらう。
・指導者兼解説者は平日は野球振興に関する勉強をしてもらい、それの成果を動画化してYouTubeなアップし広告収入を得る。それを球団と折半し、ここで広告塔として有能なものは年収的にも美味しい思いができる。
・オフシーズンには現役の選手やコーチとも触れ合う機会を設ける。
・野球教室で体力トレまでやって毎回通う者には一定の技術指導をし、有能なもので希望者は中学卒業後育成指名する。
・育成指名後24までは育成契約を保証する。
・高校は通信高校と提携してこの育成選手は午前中は家庭教師をつけて勉強させる。家庭教師も予備校で定評のある者をつけて学力レベルは一体の水準までやらせる。頭の動かせるのもプロ野球選手としても大事だし、社会人としてもなお重要である。
・19以降は野球午前中、野球に関連した学問をしっかり学ぶ。データの有効活用のために統計学を学んだり、筋肉の構造やより少ない力で多くのパワーを出せる打ち方や投げ方の開発のために物理学を学ぶのもありである。駆け引きに役立てるために心理学なども取り入れる。
・育成は寮住まいとし、栄養や睡眠もしっかり管理する。
・惜しくも支配下に至らなかったものは今度は、自分が野球を伝える側に回ってもらう。
裾野の広げる活動では球団の負担をできるだけ少なくして、かつそこにOBの雇用先を確保する。一方、楽しいスポーツから入って文武両道のプロ野球選手という新しいまたを作る。その過程でライオンズのユニを着て毎週活動していればお金以外の部分でチームに愛着を持ってくれる選手が誕生する。努力すればプロとして開花しなくても食えるお金を得る道が有れば、中卒指名も一定の理解を得られる筈だ。
「練習量が足らん」という意見もあろうが、元々高校生や大学生は学業があるわけだから、授業時間に寝ているようでは本末転倒なのである。そして、午前中眠く成る程身体を苛めるのは成長期の身体に良くない。午前中学業ができるぐらい夜しっかり寝る事が強い身体を作るし、寝る時間を確保できるぐらいの練習時間で野球に必要な技術を身につけられるような練習方法を開発すべきと考える。
一気に全部やるのは無理だからとりあえず、OBを使った野球教室とパブリックビューイングなどから小さくはじめて野球振興してはどうだろうか。例え、選手のリクルートに直ぐに結びつかなくとも、tthgのような野球好きなオヤジをつくるには効果的であり、その野球好き親父は有料入場者になってくれるのだから、十分効果はある。(毎週ライオンズのユニを着せてもらって野球をし、現役選手と触れ合えば高い確率でライオンズファンになる)
色々穴はあるだろうが、野球振興に関与して野球人口自体を増やすという発想は、今後の経営上、大事であるとtthgは考えている。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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