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苦しい時に自分の事に集中できる奴が集まるチームは強い。

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おはようございます。勝てる組織を考えるtthgです。

先日読んでいた元ドラゴンズ監督の落合氏著書「決断=実行」に下記のような言葉が書かれていた。

一人ひとりが自分の任務を全うし、チームとして目指している成果を上げられれば、誰かが自分の持ち場を超えて口を出し、不協和音を生むことはない。

落合博満著「決断=実行」(2018、ダイヤモンド社)P148

これはチームが苦境に陥った時自分の持ち場を超えて批判が起こるとチームが崩壊することへの警告の言葉だ。10点取られる投手陣に対して野手や打撃コーチが投手陣に文句を言いだすと、投手が「そんなことは分かっている」と反発する。野手が打てず投手が抑えている時には、逆に投手が野手を批判する。そんなチームはいつまでたっても勝てない。勝つためには、9-10で負けるときは野手が11点取る努力をすし、2点しか取れないときは投手が1点に抑える努力をすることが大事だと落合氏は主張する。チームの全てが置かれた状況で勝利のためにできることをトコトンやる。それが徹底されているチームは勝てるチームだというわけだ。



tthg的には、この落合氏の主張は組織で何かなすという時に非常に大事なことだと思う。人は他人の振る舞いが気になる生き物だ。「自分はこれだけ頑張っているのにあいつは何にもしていない」そいう気持ちは常に起こりうる。tthgに限らず組織に属して仕事をしている人ならそういう状況に置かれた経験は一度や二度ではないだろう。もう少し小さい単位でも例えばお子さんがいる家庭で「自分は家事や育児を頑張っているのに、夫が(妻が)何もしてくれない」という不満がでるというのは良く見聞きする光景だ。

人間は「自分よりできない(と思っている)他人」が気になるものだ。しかし、それをグッと我慢して自分のことを頑張る事を組織の全員が徹底できたら、そのチームは強い。人間、いつも完ぺきではない。弱点があったり、調子が悪かったりすることもある。そのことを責め立ててもうまく行かないことが多い。他人を代えることは人には難しい。チームが苦境に陥った時こそ自分のできることを増やすというベクトルでやるべきだ。

しかし、これには一つだけ成立条件があると思う。できない者や不調なものが結果を出している者以上に努力することだ。不調の選手が試合が終わってすぐ帰宅したり、次の試合の集合時間ギリギリに来るようでは、結果を出している者が自分の事に集中など難しい。「努力してできない」と「サボってできない」は大違いだ。プロとして後者は論外である。結果を残せないやつがトコトン練習する。その姿を見て結果を出している者が「あいつも頑張っているんだら、何とかフォローしよう」そういう気持ちで自分の事を頑張る。そういう循環ができているチームはいずれ浮上する。それが本当に強いチームの組織だとtthgは考えている。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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