おはようございます。オフは時間に余裕があるがゆえに寝坊しがちなtthgです。
今日は監督の話。tthgが生で野球を知っているここ30年限定でという話だが、名将と呼ばれる監督でも監督生活の晩年は結果を残せない事が多い、。例えば、黄金時代ライオンズの森監督はライオンズを辞めた後就任した横浜では結果を残せなかった。野村監督もスワローズの後就任にしたタイガースやイーグルスでは優勝していない。阪急で一時代を築いた上田監督も日ハムでは結果を残してはいない。近鉄とオリックスで優勝した仰木監督も近鉄、オリックス合併後のバファローズではダメだった。例外はタイガースとイーグルスで優勝した星野監督とソフトバンクでだいぶ高齢になった04.05年にシーズン最高勝率を記録した王監督ぐらいである。(この時はプレーオフで負けるとシーズンの順位までびっくり変えったので優勝ではない。)
04.05も王監督のシーズン最高勝率もダイエーソフトバンクで継続して監督を続けていた事を考えればいわゆる「名将の再登板」はかなり危険である事が分かる。その理由は1つに名将の再登板が必要なぐらい危機的な状況を迎えるといくら名将でも簡単には再建が難しいということだろう。例外にあげた星野監督の場合、その前に野村監督がチームの再建と建設に汗を流したという面があり、危機的状況からスタートするとは違っている。
もう一つは年齢が上がってくると選手との思考が理解できなくなるという面がある。先日落合さんが監督再登板について聞かれ「今の選手分からないから」と否定していた。監督退任後GMとしては結果が出なかったのも新しい世代の選手の思考が理解できないという面があったのではと推測させる言葉である。
我々サラリーマンの世界でもジェネレーションギャップが埋められず) 「今の子は分かんない」という話は良く聞くが指揮官が部下の思考を理解できないようでは勝つ事は難しい。固体差はあれども年齢が上がれば上がるほどジェネレーションギャップは産まれやすく、また現場を離れればなおその差は大きくなる。高齢だったが継続してホークスの監督だった王さんは選手の変化を継続してみることができた点は有利だった。
少なくとも名将の再登板に多くを期待するのは危険と考える方が無難である。来季は原監督がまさにこの状況だ。1度目の再登板は中1年という短期の再登板だったし、戦力もまだまだ充分だった上年齢も比較的若かった。今回はチームが何年も低迷している上年齢も60と高齢の域に入りかけている。だいぶ危険な匂いのする名将の再登板である。
原監督がこの危険な名将の再登板を克服して真の名将になれるか。それを成し遂げるとすれば原監督は名将の中の名将として讃えられるべきだろう。
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