勝ちは大きいが、公平感に欠けるグラウンドコンディションによる勝利は後味が悪い。そして明日の試合は破滅への一歩かもしれない。(2018年9月21日対マリーンズ観戦記)
今晩は。明日の遠征が楽しみであり不安でもあるtthgです。
勝った事実は大きい。しかし、それよりもおよそ野球とは思えない光景が散見された試合開始後1時間ぐらいの状態は観るに堪えない。昨日、セではマツダスタジアムで中断のため午前様の試合が展開されたようだが、最近の試合強行は本当に目に余るものがある。本ブログで度々指摘してきたことだが、選手の身体を守ることを第一に試合開催の是非を決めるべきで興行としての成立が優先される状況は絶対に改めるべきだ。
そして、今日に関しては試合の公平性という意味でも雨天続行が問題だった。2回の表のライオンズの攻撃まではどうしようもないコンディションだった。その結果ライオンズが5-3とリードした。その後入念なグラウンド整備が入ったため、2回裏の菊池投手は随分と投げやすい状況だった。そして、3回以降雨がだんだん弱わり水溜りができるような状況は次第に起こらなくなった。両軍グラウンドに立っていたので五分と言えなくもないが、野球は投手優位なスポーツなので、投手が苦しいほうが基本的には不利である。ライオンズは2回石川投手が制球に苦しむ中攻撃できた。マリーンズはその状態で攻撃できたのは1回。これは不公平というべき状況だ。
主催者側の意向に忖度して試合開始を宣言せざる負えないとしても、どんなに頑張っても1回裏終了時に30分程度の中断があるべきだった。どうしても試合を成立させたいという主催者側の意向が曲げられないなら、メジャーのようにトコトン天気が回復するまで中断するという断固たる決意が必要だ。そうでないと、選手の身体だけでなく試合の公平性保てない。球界を上げてこの問題は考えるべきである。
試合の内容については、打つほうは問題ない。投げるほうも菊池投手がグラウンド状態に合わせてセットから投げたり、フォームを小さくするなど工夫して良く投げた。問題は守備と走塁。金子選手の2回の後逸はグランドコンディションが悪いことを差し引いても頂けない。9回の無死1.3塁からゴロでホーム突入アウトになった秋山選手のプレーも接戦なら問題となるプレーだ。このあたりは短期決戦では命とりとなるプレーであり修正しないといけない。
今日の話はこれぐらいにして、明日の話。明日は今井投手が予告された。正直全く意味が分からない。これだけゲーム差の余裕があるのに怪我明けの今井投手に中5を強いるのは危険である。月曜以降も多和田投手達が中5を続け、菊池投手も次回中5が懸念される。追っているチームが疲労蓄積のリスクを負って良い投手を中5でつぎ込むなら分かるが、6.5ゲーム2位を離してマジック8のチームがやる策ではない。今井投手と菊池投手は怪我の懸念があり、榎田投手はスタミナ不安があるのになぜ?という疑問がつきまとう。今からでも遅くないので、明日は今井投手を60-70球程度に抑え、伊藤投手や相内投手でしのいでほしい。そして、月曜は高木投手を先発させて残りの投手の中5を回避すべきだ。疲労蓄積や怪我で先発陣総崩れになったら優勝はノーチャンス。明日以降の戦いは来週末のホークス戦を前に大きな分岐点である。
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