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2018年9月7日 / 最終更新日時 : 2018年9月7日 tthg 戦術アナリスティクス

6回裏の二つのギャンブルを制して逆転勝ち。今の時期勝ちの内容は問わないことが原則だが本当にギャンブルすることが最善手だったかは疑問。(2018年9月7日対マリーンズ観戦記)

この記事はプロモーションが含まれています。

今晩は。ライオンズのお家芸逆転勝利に興奮するも少し冷静に作戦面をふりかえるtthgです。

今の時期内容よりも結果が優先であることは間違いない。若いチームのライオンズにとってまぐれでもなんでも一つの勝ちを積み上げることがチームの精神状況を良く保つことができる。その結果次の試合で実力通りの力を発揮できるようになる。その意味で言えば非常に大きな一勝だった。しかし、冷静に作戦面をふりかえるとちょっと先が怖くなるところがある。

今日の最大の山場は疲れの見えて二木投手をせめて同点までもっていった6回裏。先頭の源田選手が出塁すると浅村選手の打席で盗塁。これが結果的にセーフになり同点劇の呼び水になった大きなプレーだった。しかし、タイミングは完全にアウトで中村選手とタッチ技術の不味さでセーフになったというのが実際だ。正直リクエスト映像を観ても極めて微妙なタイミングで最初にアウトとコールされたらリクエストしてもアウトさえあった。3点差追いかける展開で、完全にモーションを盗んで100%セーフの確信がある以外に走ってはいけない場面だった。また、走るそぶりだけ見せれば源田選手の実績的に十分相手の重圧になり、浅村選手のヒットの確率を上げられる状況だった。誰がミスをしたのか不明だが、ベンチか源田選手がミスをしている。グリーンライトを解除していないなら完全にベンチのミスである。サインが走れだったとしたらなおベンチのミスである。完全に盗んだ時だけ走れがベンチの作戦だったとしたら源田選手が判断ミスをしている。いずれにせよ極めて危険なギャンブル仕掛けていたことは間違いない。

そして、もう一つのギャンブルは二死満塁で代打メヒア選手。ここはヒットが欲しい場面で長打は要らなかった。ならば、代打を出すにせよ岡田選手である。そもそも炭谷選手だって先週のバファローズ戦では貴重なタイムリーを打っており、単純にヒットを打つ確率という意味ではメヒア選手に勝っている。メヒア選手は終盤の僅差でかつ連打が期待できないような投手が投げている時に確率は低いけど一発狙いで使うべき選手であり、ヒット一本打ってほしい場面で使うべき選手ではない。あの場面でヒットの確率順で並べれば岡田選手>炭谷選手または岡田選手=炭谷選手>メヒア選手だった。 また今日はDH森選手で炭谷選手を代えると常にDH解除の危険が伴うという点も考慮されなければならなかった。にも拘わらず一番ヒットの確率が低い打者を出してギャンブルしたのである。

結果的には両ギャンブルとも成功して一気に流れがライオンズに来たが、ギャンブルより勝率の高い選択肢があったことは間違いない。ギャンブルは成功すれば勇者だが失敗すれば単なる愚か者である。この点は本当に紙一重の差であり、今日は前者だったというだけである。辻監督はどうもギャンブル好きの傾向にあり今後のポストシーズンの大事な試合でそこが致命傷にならなければと危惧する次第である。

最後にエース菊池投手について。6回までは正直褒める点がなかったが、7回の投球は素晴らしかった。特に146キロを計測したカットボールは良かった。今までtthgが不安視してきた140半ばの力を抜いたような球はもしかしたらカットボールの投げ損ないだったのかもしれない。1回の中村選手へ投げたボールも変化していたし、清田選手にタイムリーを打たれた球も微妙に変化していた。正直それ以外の140半ばの球は変化しているように見えないがそれがカットボールであり、それが進化したらもっと抑えられるという可能性はありそうだ。少なくとも今日の7回のボールはハッキリ変化しておりストレートではなかった。140半ばの球が常でこの変化をさせされるなら菊池投手の評価も変わってくる。次回以降良く観察したいと思う。

いずれにせよ今日の勝利は大きかった。全く期待していなかったがホークスがローチ投手を打てずゲーム差も5に戻すことができた。最低後一つ勝てばゲーム差4を維持できる。それだけでも大きい。とは言え今日の試合の勢いそのままに明日も勝ちたい。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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