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大博打に出て結果的に勝利。しかし敗者のマリーンズに逆に凄みを感じる。(2018年7月29日対マリーンズ観戦記)

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おはようございます。勝ったのに喜んでいいのかよく分からないtthgです。

最大のポイントは4回裏の継投。序盤にボルジンガー投手の不調と守備のミスが重なり6点とり楽勝ペースだったはずが、3回から榎田投手が制球を乱し始める。3回はなんとか1点でしのぐも、4回も乱調。とうとう押し出しの死球をだしたところで、辻監督はなんとルーキー斉藤大将投手にスイッチ。確かに榎田投手は状態が不安だった。しかし、ピンチは招くが決定打は許さないということが多い榎田投手。一方斉藤投手は先日ビハインドで好投したとは言え、ほとんど実績しかない投手。不調でも榎田投手を信頼して任せるほうが良いのではないかと思っていた。

しかし、tthgの予想を裏切り、斉藤投手は一死満塁から浅いレフトフライと三振で0で切り抜けた。本当に大きな投球だった。5回につかまり、1点取られてなお満塁というピンチを招いたことを考えれば4回の投球が必然だったとは評価できない。制球を乱すと逆球だらけになる悪癖を直さないと使いにくいことに変わりはない。だが、それでも4回は大きい火消しだったし、初勝利も大きな経験となっただろう。斉藤投手にはこの経験を活かして次回以降頑張って欲しい。

斉藤投手自身に文句を言うつもりはないが、そんな斉藤投手しか選択肢がないというのが今のライオンズ中継ぎの惨状である。一方、ビハインドの展開で出てきたマリーンズ投手陣は、最終回の関谷投手を除き、強力ライオンズ打線を抑えていたし内容的にも悪くなかった。ビハインドで出る投手がこれだけやれるのはチームとして大きい。これから先発が疲労で崩れる展開が増えることが予想される8月の6連戦続きの日程において、彼らは大きな武器である。彼ら以外に益田投手、松永投手、西野投手、大谷投手、内投手、南投手といった実績組がいることを考えると更に怖い。(南投手と内投手は抹消中だが、この他に唐川投手、酒居投手が先発ローテに入れれば有吉投手が中継ぎ転向もある。)

打線が若干弱いことを踏まえれば、大型連勝して8.5ゲーム詰めてライオンズと競る展開はまでは考えずらい。しかし、不調のホークスがもたもたしているうちに、投手陣の踏ん張りで3位は確保するというシナリオは十分考えられる。先発はボルジンガー投手、石川投手、涌井投手の3本に二木投手、有吉投手、酒居投手、唐川投手と実は豊富(二軍調整中のシェッパーズ投手の先発調整の噂も)であり、石川投手とボルジンガー投手はライオンズにとっても強敵だ。気の早い話だが、CSでシーズン1位通過し第二ステージで迎え打つなら勝ち目はあるが、二位通過で三位のマリーンズと当たって石川投手とボルジンガー投手をぶつけられたらシーズンが終わりかねない。

今後のマリーンズの戦い特に投手陣の成績については注目しておきたいと思う。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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