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スコアだけを見れば一方的な展開だったが内容的には逆の結果もあった。(2018年7月11日対マリーンズ観戦記)

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おはようございます。月末の土曜出勤の代休で少しゆっくり起きて観戦記の更新が遅れたtthgです。

昨日の試合は3回でほぼ勝敗がきまった。(ライオンズの中継ぎ崩壊による逆転の可能性を除けば)その後のスコアの推移もそれだけを見れば一方的な試合だった。しかし、内容がスコア程一方的だったわけではない。榎田投手と有吉投手の投球内容を比べれば似たり寄ったりだった。むしろ、榎田投手のほうが制球に苦しむ場面がおおかった。それでも榎田投手が5回2失点でまとめ、有吉投手は3回持たずに降板。結果は絶望的と言ってよい差がついたが、そこまでの差がつくのは有吉投手にちょっと酷だった。

この対照的な結果の要因は細かなミスや、プレーだった。一つ目のミスは2回表鈴木大地選手がアウトカウントを勘違いしてセンターフライで帰塁せず併殺。不安定な榎田投手を助けてしまった。次はその裏、中村選手の三遊間への強めのゴロを藤岡選手が好捕して判断良くアウトのタイミングでサード送球するも鈴木選手がアウトを焦って捕球できずに先制点を与えた。藤岡選手の好捕でライオンズのチャンスが潰れるはずが先制点が入ってしまった。有吉投手には不運な展開である。

そして試合の体制を大きく左右したのが、3回裏二死1.2塁からの中村選手の四球。決してゾーンから大きく外れる球ばかりではなかったが、しっかり見極めて四球を選んだ。(余談だが中村選手がこうした四球が増えて出塁率が高くなるなら起用機会が増えても良い。)結果的にこれが金子選手の外角低めのシュートを狙い打った3点タイムリーにつながった。浅村選手のホームランで3点差になった後、それでも粘りの投球で二死までこぎつけたのに、ここで四球を出してしまったことが有吉投手にとっては大きな分岐点だった。

金子選手への初球は有吉投手的にはこの日一番自信のあるシュートでストライクを取りに行ったのだろうが、金子選手的には満塁で四球後の初球で確実にストライクを取りに来る状況で狙い球を絞って振りに行きやすかった。シュートを狙っていたかは定かではないが、ストレート狙いだったとしてもさほど球速差がないため覚悟のマン振りが結果的に長打になる確率はそこそこあった。(それでもあのコースに投げたシュートを長打にされては有吉投手的には不運だった。)これ以上点差を広げられたくない場面で四球の後で押し出しが許されない満塁。この状況を作ってしまったことが有吉投手にとって致命傷だった。

こうした小さなミスの積み重ねがライオンズに起こっていたら、榎田投手が先に火だるまになって逆の結果もあった。そう考えずにはいられない試合だった。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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